ある営業マンの告白2

先週末、このブログのファンだという人と食事をする機会があった。以前このブログで、私と伊藤繁雄さんの中間のような顔をしていると紹介をした山田さんという人だ。私と同様、頭のムダ毛を見事に処理した清潔感あふれる方だ。円グラフに「頭髪」も入れてほしいものだ。

山田さんは見た目はタクシーの運転手さん風だが営業マンであり、仙台に出張をしたついでにお会いしたのだ。この方、卓球への情熱は疑いようがないのだが、何かがおかしい。どうおかしいのかは以下の事実から判断してもらいたい。

・高校3年のとき、横回転のレシーブ方法がわからないので先輩にアンチの反転型にさせられた。

・ゲームの終盤で必ずレシーブになってしまうことが不運だと思っていて、自分がトスでサービスを選んでいることに起因しているとは長年気づかなかった。

・勤めている会社が新たにインドネシアのジャカルタに進出するのだが、そこへの赴任を希望している。その理由はインドネシア代表として卓球の世界選手権に出場するため(インドネシア国籍もなく横回転も返せない50男なのに)。妻子は卓球の邪魔になるので「仕事に集中するため」という口実で日本に置いていく。

・英会話の専門学校に学び、英語は好きだが中学生の息子に英語を教えようとしたら教科書が「Hello Tom.」から始まり、自分たちの世代の「This is America.」と違うので挫折した(これでインドネシア赴任できるのだろうか)。

・ゲームの後半でリードされると諦めやすい。5-7ぐらいになると諦める(どういう精神構造なのだろうか)。

・小学生と試合をするときは完全に叩いておく。理由は、中学生になったら絶対に勝てなくなるので(悲しい)、わずかでも嫌な印象を与えておくことで、大会で対戦するときに勝つ可能性を残しておくため。一度勝ったら、試合を申し込まれても断る。二度と試合はしない。試合を申し込んでくる小学生は次は勝てると思って申し込んでくるのでもっとも危険。

という人で、なんとも形容に困る人なのだ。「みんなに変わっているとか面白いとか言われるでしょう?」と言っても、そんなことはないという。本当だろうか。私のブログや記事を隅から隅まで読んで暗記しているほどの熱烈なファンなのだが、これからいったい私はどうなるのだろうか。とりあえずDVDを大量に買ってもらいたい。

ある営業マンの告白2” への 2 件のコメント

  1. 条太さんて自ら頭のムダ毛を処理してるんですね。なんか勘違いしてました。

    1. ガハハー、もちろんですよ。いやー世の中、ムダ毛が多すぎる人が多すぎます。

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