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駅員の苦労

新橋駅の階段で異常な張り紙を見つけた。

どう見てもトイレには見えないのだが、こんな注意書きをしなくてはならないとは、さすがサラリーマンの飲み屋が多い新橋だ。

駅員(かどうかわからんが)の苦労が偲ばれる。

 

男子ナショナルチーム塩釜合宿5日目

自宅から車で20分の塩釜体育館で行われている男子ナショナルチームの合宿について、2回にわたって王国とヤフーのニュースに記事を書いたが、最終日である5日目については、ニュースにするほどのことでもないのでここに書くことにする。

今回、公開された練習は3日間すべて見たが、気が付いたことは、練習ペアが毎回変わるのにもかかわらず、3日間すべて、入り口側の3台に、丹羽、張本、水谷が固定で着いたことだ。中央は常に張本だった。ファンサービスを意識してのことと思われる。唯一、丹羽と張本が練習をする場面があり、そのときだけは丹羽が張本の台に移動した。

合宿3日目の公開練習のとき、練習が終わってもそれぞれの台に残ってやっていた二人、張本と森薗が、最終日の今日はペアになった。当然のごとく、この二人だけは他のメンバーの練習が終わっても練習をしていた。

水谷のインタビューで印象に残ったのは、通常のチキータとは反対の横回転のレシーブを練習していると語ったことだ。一時期ミユータと言われたやつだな。

また、倉嶋監督が言うには、吉村真晴のサービス力は世界一だが、さらに凄いサービスを出そうと、世界で誰もやっていない「ハイトスでのYGに挑戦している」とのことだ。他の一般の記者はおそらく意味が分からず報道しないと思うので、ここに書いておく。水谷の逆チキータとともに、Tリーグのお楽しみというところだろう。

張本のインタビューでは「塩釜神社では何を祈ったか」などという、いかにもテレビらしい質問があった中、練習で気を付けていることとして「正しいフォームで打つことを意識している」と答えたのが印象的だった。

バイトの伊藤くんの質問

卓球王国編集部のバイトの伊藤くんは、ブログに載せてほしいと言った後に、ある質問をした。

「僕も条太さんのように面白い文章を書けるようになるでしょうか?」

初対面とは思えないこの異常な質問に「わかるわけないねえ」と急ため口で答えてやったことは言うまでもない(たぶん無理だな)。

卓球ライター対決

私は長らく「日本でひとりの卓球コラムニスト」と名乗っていたのだが、最近は卓球が注目され、卓球関係のライターも多くなってきている。今年の全日本選手権のときに卓球王国編集部から「高樹ミナという卓球ライターがいる」と聞かされ、ライバル心やら興味本位やら「俺に断りもなくか」やらで、どんな人なのか一度お会いしたいと思っていた。

記事を読んでみると、卓球をしていた方ではないらしく、卓球そのものよりは、選手の情報や試合結果などに重点がおかれてあり、ちょうど私の得意分野とうまくズレているところが安心させられた。

今回、日本卓球協会の常務理事を退任された沖さんのご紹介で食事をすることとなった。

高樹さんは、抑制の効いた常識的な感じの記事からは想像もつかないようなオタクの人であり、人生も私などよりずっと冒険的で思い切った方なのであった。

私は逆に、文章からハチャメチャな人物だと思われているようで、最初から半笑いで近づいてくる人も多いのだが、実は私の場合は見せかけだけなので、それとは逆である。

高樹さんは卓球経験がないため、卓球の勉強をする過程で私の記事を読み、面白いと思ってくれたそうだ。素晴らしいオタク少女である(大人だが)。

沖さん含め、お互いに得意分野の卓球界裏話を披露し合いながら5時半から終電まで飲んだが、まるで途中でUFOにさらわれて記憶をなくしたかのような、あっという間の6時間であった。

マニアックなファン

昨夜は、今月からタクティブに入社した佐野さんという方と食事をした。

任天堂から卓球界に転身をするということで以前、メールで相談を受けたのだったが、この度、入社をしたという報告を受け、お会いするに至った。

その卓球熱は大変なもので、とにかく卓球に関係する仕事は何でも楽しくて仕方がないという。

佐野さんはツイッターで私のことを「卓球マニア界のレジェンド」と書いてくれて、私も「うむ、そうだな」などと気をよくしていたのだが、佐野さん含め、どうも私のファンの方々は、実際にお会いしてみるとそのマニア度が私よりもはるかに上であることに気がついた。

私はその「濃すぎる原液」を一般人用に薄めて紹介しているのに過ぎないのだ。

と思ったが、よくよく考えてみると、お会いした方々というのは、単に私のファンであるのみならず、私に直接メールで連絡をしてくるぐらいの、物凄~く偏った人たちなのであるからして、決して普通のファンではなく、濃いのも当たり前なのであった。

 

バイトの伊藤くん

今日は久しぶりに卓球王国編集部に来ている。

見慣れない青年がいるので挨拶をすると「僕も伊藤です」ときた。アルバイトだという。

そして

「最近、逆も~ションのブログが更新されていないので寂しいです。いつか僕も載せて欲しいです」

と続けた。

初対面の挨拶とは思えぬこの異常な申し出を受け、見せしめに載せてやる次第だ。

「ゴール!じゃねえっ」だそうだ

先日のバスケットボールファンの方は、テレビ放送でバスケットのシュートが入ったときにアナウンサーが「ゴール~っ!」と言うことに腹が立つのだそうだ。

「バスケにゴールなんかねえ、それはサッカーだっ!」

と憤りを隠さない。わかる、わかるぞその気持ち。

私も卓球のテレビ放送で「ショット」と言われると「それはテニスだっ」と思ってしまうのだ。

ところが先週買った卓球指導書ではなんと、卓球人自らが堂々と「ショット」を連発しているではないか。この調子で「ショット」が定着してしまったら嫌だ。

もっともその本は「裏ソフトは球離れが遅いので、初速が遅く、だんだん速くなるように感じる」とか、「ラケットの両面を異色にしなくてはならないルールなので赤と黒にするのが主流」と書いているほどの本なので「ショット」以上に危険な香りがするのだが。

バスケットボールファンのコンプレックス

先日、ちょっとした仕事で熱烈なバスケットボールファンとお会いした。

卓球から見れば、バスケットボールはいわゆるスクールカーストの上の方に位置し、さぞかし楽しい人生を送っているに違いないと思いきや、彼に言わせれば、バスケットボールファンは、かなりのルサンチマン(憤り・怨念)を抱えているという。

たとえば、サッカーのワールドカップでの日本の活躍に日本中が沸いたが、実はほぼ同じ期間に、バスケットボールのワールドカップのアジア地区一次予選が行われており、日本代表がオーストラリアに奇跡の勝利を収めたのに、何の報道もされない。

「卓球の方が注目されていて羨ましい」

とまで言う。

嬉しくて笑うのを堪えるのが大変であった(いや、笑ったかもしれない)。ずっと上だと思っていたバスケットボールがよりによって卓球を羨ましいだなんて。

「でも、バスケットにはスラムダンクとかの影響でカッコいいイメージがあるし、背の高い男子も入るし、卓球からしたら羨ましいですけどね」

と一応、謙遜してみると(この場合、私自身が卓球と同化しているので謙遜なのだ)

「それはそうかもしれませんが、いつまでマンガの話をしてるのかってことですよ」

と、あくまで被害者意識を崩さない。

熱烈なバスケットボールファンと話したのは恐らく人生で初めてだが、人は誰でもコンプレックスや僻みがあるものなのだなあと思った。

そういえば、女性はどんな美女でも、やれ鼻が高すぎるだの耳が出っ張ってるだのと些細な気に入らないところを見つけてはくよくよしているものだとファインマンの本に書いてあったことを思い出した。

とにかく今、卓球はイケてるらしいので、そう思い込んでおくことにしよう。どう考えても40年遅いが。

不愉快な奇跡

かねてから私が「不愉快な奇跡」と呼んでいる現象がある。

偶然にしてはあまりにもできすぎた不愉快な現象のことだ。

たとえば部屋で歩いていると天井からぶら下がっている電灯のヒモがメガネのレンズとツルの間に偶然にもすっぽり入り、歩いただけでメガネが吹っ飛んでしまうとかだ。そんなこと、わざとやるとしたら相当に大変なことで、どれだけ時間がかかるかわからない。

足の甲の毛が靴下で擦れて、いつのまにか団子結びになっていて痛くて悲鳴を上げたこともある。よじれていただけではなく、本当に結ばれていたのだ。こんなこと、あるか!

今日、またひとつ「不愉快な奇跡」が起こった。

自動車から降りるときに、助手席に置いていたリュックを取ろうとしたら、ベルトが何かにひっかかって取れない。よく見ると、ベルトの穴にドリンクホルダーの端が入っているではないか。

畜生、よくもこんなところに入ったものだと腹を立てながら抜くと、まだリュックがひっかかる。よく見ると、もう片方のベルトの穴に、シートレバーがすっぽりと入っているではないか。

ふ、ふざけるなっ!

こんな、わざとやろうとしたら何千回、何万回かかるかわからないようなことが、なぜよりによって今日、起きたのだ?

神様だの運命だのは私は全否定だが、これが偶然だとはどうしても思えない。まあ、自然淘汰によって人類ができたことを思えばどうってこともないが。

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