私が「体力」を馬鹿にしていた時のお話し

私が現役時代に犯していた失敗が2つありました。

 

それは「体力を馬鹿にしていた」ということと「練習前にストレッチをしていた」ということ。

 

動的なストレッチではなく、筋肉を長い時間伸ばすやつ。床にペターンってするやつ。

 

練習前にストレッチをしてしまうと筋肉が緩んでしまい、「これから練習するよっ!」という準備にはならないんだそうです。

 

床ペターンのストレッチは「練習後の身体をクールダウンさせ、上手に休ませるため」の儀式。

 

しかし当時の私はつゆ知らず、練習前に一生懸命「床にペターン」をしていました。

 

「ちょっ! 西田っ! それダメッ! それ、ダメなやつ~! 練習前にしたらダメなやつ~!」と当時の西田に教えてやりたい。

 

「森薗選手のようにダッシュとかして~! とにかく速く動いてみて~!」

 

 

社会人になっても「体力」は重要視していませんでした。これも失敗。

 

先ずは技術が何より大事で、体力のトレーニングをする時間があるならば技術向上のために時間を割いた方が賢明なのでは? と本気で思っていました。

 

 

高校生の頃にようやく「メンタル大事!」と気が付いたり、「技術と戦術を駆使して点を取らないといけないんだ!」と分かってきたのですが、どうしても体力の必要性はずっとわからないまま。

 

練習時間内に体力トレーニングのコマがあると「疲れるし、めんどくさい」と内心思いながら嫌々トレーニングをしていました。

 

できるのであれば、当時の自分をぶん殴ってやりたい。

 

 

「おい、お前。体力さんを馬鹿にするな!」と。

 

 

今よりもっと速く動けて、コーディネーション能力を持ち合わせていたら、どんなにミスが減ることか!

 

今よりもっと筋力があれば、どんなに得点に繋がるか!

 

今よりもっと持久力があれば、どんな疲れた場面でも踏ん張りが効いたことか!

 

 

今すぐ、謝れ。

 

疲れるから嫌だ、とか、めんどうくさいとか、ずっと後回しにして散々小馬鹿にしてきた「体力さん」に謝れ。

 

 

コーチであるあなたは選手の為に「体力トレーニング」を取り入れているかと思いますが、もし選手がそれを重要視していないのであれば、

 

このブログを読ませてあげてください。

 

 

それと、プロの試合を生で観させる機会を作ってあげてください。

 

それはそれはビックリすると思いますよ。

 

「何このスピード!?」って。

 

「何このパワー!?」って

 

「何このコーディネーション!?」って。

 

そして、すかさずコーチのあなたが諭(さと)すんです。

 

「若者よ、目あらば見よ、耳あらば聞け。ここに体力の無いヘナチョコがいたとして、そのヘナチョコは彼らに立ち向かうことが出来ると思うか?」と。

 

「卓球は技術も、戦術もメンタルも大事だが、体力もとっても大事なんぞよ」と。

 

 

問題です。コンテンダーに出場している選手、そのまたコーチたちは一体どんな人だったでしょうか?

1、バケモノ

2、怪獣

3、卓球の選手としてはもちろん、人として超一流。

 

 

~続く~

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