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ニッタクの渡辺貴史さんようこそペルーへ

11月18日の日曜日、朝、ベッドに寝そべっていた旦那のレンソに頼まれました。

「イズミ……足首に塗り薬塗って……足首が超痛い……」

「えー、足臭いからヤダ

「お願い、本当に痛いの」

「えー。っていうか、自分で塗ってくれません? なんでいちいち私が塗らなきゃいけないの? 足首くらい、自分で塗れるでしょ?」

「……。」

「いいよ、分かったよ。塗ればいいんでしょ? 私が! あなたの足首に! 塗り薬を!」

 

もうね、うちの旦那、たまに赤ちゃんになるんですよね。

「わかるわかる」と頷いているそこの奥さん、貴女とはそういった類(たぐい)の話しで2、3時間は盛り上がれそうです。

お酒を飲んできた帰りとか、変に機嫌が良い時とかに、急に「靴下脱がせて」とか「ズボン履かせて」などと言い出すんですよね。

 

くさい足のニオイに十分に注意しつつ、日本で調達したバンテリンを塗ってあげました。しばらくすると

「ダメだ、どうしてもまだ足首が痛い。強めの痛み止めの飲み薬を飲む」と言うが早いか立ち上がり、ヨチヨチと歩きながら薬を飲みに行きました。

 

旦那がどうしてここまでして足首の痛みを消したかったか。

それは、本日、日本から御越しになりました卓球メーカー「ニッタク」のアドバイザリースタッフ、渡辺貴史さんと練習するからです!

 

渡辺貴史さん、ようこそペルーへ!

 

今回のブログはニッタクの渡辺貴史さんについて書こうと思っているのに、どうしてブログの出だしが旦那の臭い足から始まるの?

これだから読者の皆様にいつもご迷惑やご心配をおかけしているんでしょう?

渡辺貴史さんだって、このブログを読んで下さっているんです。

ブログの題名が「ニッタクの渡辺貴史さん」とあるから自分の事が書かれているんだと思って読み始めてみたら西田泉の旦那の足が臭いやら、自分で塗っとけ! とか、そんなの知ったこっちゃねーよ!

 

「そもそも旦那の足が臭いのは当たり前な事であって、いちいちブログで書かなくったってわかります、そんなの知ってます!」という全国の奥様方の声が聞こえてきましたよ。

 

渡辺さんはまだ独身ということですが、彼も結婚して旦那さんになったら、彼の足もどこかの旦那さんの様に臭くなるのでしょうか。

いやでも待って下さいよ。福山雅治だって旦那さんですよね。結婚しちゃったから。私じゃない人と! あれほど「もし出逢ったら、絶対に結婚しようね」って誓ったのに! 夢の中で! 誓い合ったのに!

で、福山雅治も旦那さんなんだから、世間の旦那さんのように彼の足も臭いの?

どれ、ものは試し、嗅いでみようではありませんか!

私が判断しますよ。臭いか、臭くないかを!

 

さぁ、こちらへ!

 

例のモノを!

 

あれ? ニッタクの渡辺貴史さんは何処へ行っちゃったの?

 

おーい、おーい! 渡辺さーん! こっちです、こっち~!

 

ペルーでは知らない人に付いて行っちゃダメですよ。ちゃんとここに居て下さいね。

 

まだペルー初日なんですからね。まだ迷子は早いですよ。まだ。

 

バンテリンと強めの痛み止めの飲み薬により、旦那の足首の痛みはなくなり、晴れて渡辺貴史さんと一緒に卓球が出来るようになりました。

 

~続く~

私なりの試合に対する心構え

(今回は長文注意です)

 

ペルー人の旦那レンソがラテンアメリカ大会マスターズの部に出場してきました。

会場はチリの首都サンティアゴ。私はペルーでお留守番です。

各国から集まった218名の参加者の内、チリ人参加者は150名。他ラテンアメリカ国からの参加者は68名。実に、4分の3がチリ人(泣)!

チリは物価が高く、大会参加費もいつもの2倍を徴収。「こんなにお金がかかるなら出ない」と参加を断念する人も多かったそうです。

旦那のレンソは各国に友達が沢山おり、マスターズ大会には友達に会うためにほぼ毎年参加しています。

団体戦、ダブルス、ミックスダブルス、個人戦があります。

レンソはペルー人の友達と団体戦とダブルスに出場する予定でしたが、大会の一週間前に友達が仕事の都合でまさかのドタキャン。

しばらく途方に暮れていた旦那でしたが、それでも現地でダブルスパートナーとなってくれるチリ人の友達を見つけ男子ダブルスに出場。

0‐3で負けた相手が優勝し、ミックスダブルスでも2-3で敗れた相手が優勝したそうです。

2年前の同じ大会でレンソは見事優勝しており、「今回も頑張ってね!」と励ますと

「チリ人のレベルが高すぎる……もしかしたら予選リーグで負けて、決勝トーナメントまで進めないかもしれないし……足首も何だかすごく痛むし……あんまりやる気が起きない……イズミに会いたい……もう、ペルーに帰りたい……」と泣きごとを言うので電話越しに

「何だとコノヤロウ、テメー! 甘ったれた事言ってんじゃねぇーよ! せっかくチリにまで行って、高い交通費と高い参加費と高いホテル代まで払ってるんだから、ごちゃごちゃ言ってないで試合に向けてアップでもしてろってんだよえエェ~?」

と暴言を吐かずにグッと堪えました。

何故ならそんな事を言った瞬間に拗ねるか、もっと駄々をこねるか、怒るか、いかに私の聞き訳が悪いかを説くか、もしくは言い訳を並べていかに自分が不憫な状況かを説明するに決まっているんですもの。

「心配しないで。やるだけの事をやればいいんだからね。一生懸命試合して、100パーセントの力を出して、それで負けたらしょうがないじゃない。あんまり気負わずにさ、久しぶりに各国の友達に会えて嬉しいでしょ? もう、それだけで良いじゃん」と励ますと、

「うん、わかった。それじゃあ、今からユニフォームに着替えてくるね。バイバイ」と言われ、電話が切れました。

私はすぐにレンソにメールを送りました。

 

1、試合に集中する事

2、ミスをしない事

3、「自分は出来る」と思うこと

4、試合中に自分がどうやって点数を取っているのか、どうやって点数を失っているのかを理解する事

5、自信を持って!

6、愛しているわ

 

以上が私なりの試合に対する心構えです。 ※6 を除く

ちまたでは水谷準選手や張本智和選手、平野早矢香選手、近藤欽司監督の本やDVDなどが発売されていますので、ちゃんとされた方はそちらをご参考になさって下さい。

今から紹介する「私なりの試合に対する心構え」を真似されたブログ読者の方から「オメーのやつ真似してから全然勝てなくなったんだけど、どうしてくれんの? 責任とってくれる? 損害賠償金請求するよ?」と言われるのが怖い(泣)。私、怖いの。

 

1、試合に集中する事

もうね、当たり前の事なんですけど、意外と出来ていない人が多い。試合を何だと思ってるんでしょうか? 集中力が切れた瞬間、「すでに負けた」ようなもんなんです。だって、試合は殺し合いみたいなもんですからね、大げさに言ったら。

生きるか、死ぬか。殺(や)るか殺(や)られるか。でしょ?

例えば武士ですよ。集中力のある武士と、集中力のない武士が戦ったら、どちらが勝つと思います?

「やっべー、今日、俺が大好きな加奈ちゃんが見に来てくれてるじゃん! 良い所見せてやっぞ~!」なんて言っている隙に刀でズバッですよ。

他に例えるとしたら氷河時代のヒトとサーベルタイガーの戦いでしょうか。

「なんか今日も寒いなぁ。手足も動かしづらいし、昨日あんまり眠れなくて寝不足だし。こういう日って何にもヤル気起きないんだよね~」とか言っていると、サーベルタイガーと出くわします。

「ヤッベッ! ちょっと待ってよ! サーベルさん……もう、分かったよ! 戦うよ! 戦いますよ! でもちょっと待って、ちゃんとウォーミングアップしてなかったから身体がまだ温まってないんだよね。っていうか、今日は何だかお腹(もしくは頭)が痛いから無理。今日は集中出来ない日っ!」

などと言い訳を言う前にバクッですよ。もしくはガッ!

または遠い未来、宇宙戦争で異星人との戦いのシーン。

「やっべー、今戦っているアウタカパイム星人に勝ったら、次の対戦相手はナゲマスオイオッツ星人とじゃん! あいつの連続チョップ、すげーんだよな~」とか言っている間にアウタカパイム星人にショッって一瞬で溶かされますよ。

いかに集中力が大事か、皆さんお分かりいただけましたでしょうか? 試合中に必要な集中力は、もやは「生きるか、死ぬか」のレベルなんです(泣)。

 

2、ミスをしない事

これも本当に当たり前なんですけど、ミスしたら点数が相手に入ります。ルール上。今のところ。だから、ミスはしたらダメなんです(泣)。それなのに、どうして無理に強く打ってミスして、そしてまた無理に強く打ってミスするの?

時に無理は必要だよ? 強く打つのも別に構わないよ?

でもね、ミスするのはダメだよ。

「じゃあ全てのボールを強打せずにフワフワと相手コートに返せば良いの?」と言い返してくるひねくれた選手や誰かの旦那(ペルー人)もいますが、相手コートにフワフワ返してたら強打されて失点するのは分ってるんでしょ? そんなのダメに決まってんじゃん。

いや別に、フワフワで相手がミスしてくれれば良いんですけどね。

自分が打つボールのスピードの強弱やコート配分、回転の変化の駆け引きが必要。そして、ここで言う「駆け引き」と言うのは「自分がミスしないで打てて、さらに相手はそれに対してミスしてくれるかどうか?」という、さじ加減です。

 

3、「自分は出来る」と思うこと

「作戦を立てる事が出来て、それを実行できる技術があり、自分はそれが出来ると信じる」こと。

コートに立ったらねぇ、「出来るか、出来ないか」じゃないんですよ。「やるか、やらないか」なんですよ。いや、「やるしかない」んですよ。

「でも、私はこの技術は練習した事無いし、出来ません。やれません」と試合中に言ったらコーチもしばらく黙ってしまって「……うむ……出来ないのであればしょうがないな。だがな、だったら出来る範囲で勝つために何かやれ!」とゲンコツの一つでも喰らうに違いない。

緊張のあまり、大事なところで精神的に逃げてしまうタイプの方にも「自分は出来る」と思って頂きたい。

例えば、「この場面ではストレートに速いサービスを出して相手の意表をつくことが出来るけれどもサーブミスしても怖いし、ここは慎重に短い下回転サービスでも出しておこう」と精神的に逃げたとしても、そういう時はサービスも甘くなり、相手からレシーブスマッシュを喰らうんです。大体そうなんです(泣)。

「今はこの作戦と技術が必要だ」と判断したら自分は出来ると信じて実行してほしい。もしそこで一点を失ったとしても「逃げたくなる場面でも、私、出来たよ!」という自信にもつながり、その一点で負けたとしても「やる事はやって負けたからしょうがない」とすっきりした顔で相手と握手が出来るに違いない。

 

4、試合中に自分がどうやって点数を取っているのか、どうやって点数を失っているのかを理解する事

例えば「この人に勝つためにはフォア側を狙おう。たまにミスもするし、バックの技術は上手いからなぁ。

相手のサービスはなるべくツッツキで返さないようにしなきゃ。もしミスせずにツッツキでレシーブ出来たとしても、確実に3球目攻撃されて、それに対して私はミスばかりしているからね。

自分のサービスの時は短い下回転と長い下回転を織り交ぜ、たまにアップ系の横回転サービスを出し、3球目はストレートに回転をかけるかクロスにスピードスマッシュを打ってから5球目はフォア側に集める作戦にしよう」

私がこのような作戦を持っていても、相手も黙ってはいません。

相手の考えはこうです。「やつのバック側にネチネチと回転の多いドライブを粘って打ってやろう。フォアに打つとたまにカウンターされてこちらがミスするからね。もしチャンスがあればスピードドライブで両サイドに鋭く打つ。バック側へ粘り過ぎたら相手が回り込んできてフォアのカウンターを喰らうからね。

レシーブをツッツキで返さないようにしているのはお見通しなんだよ。ハーフロングギリギリの低いブチ切れの下回転サービスと、たまにナックル系のサービスを出してやる」と言ったように、台を挟んでこのような「作戦」が繰り広げられます。

「心理戦」もしかりです。高いレベルになるとこの「心理戦」が面白いんですよね。だから卓球っていうスポーツは面白いんですよ。 (←知ったような風)

「ここでは相手は思いきり打っては来るまい」と思っていたら、思いっきりガンガン打って来られた時の衝撃とか、相手は派手に攻撃してこないけれど、一点一点確実に点数を取られてしまう「こちらの焦り」と、あちらの「信念」が見受けられた時の恐怖

「この場面では絶対に安定したプレーをしなければならないから変化を付けたブロックで粘り、絶対にミスをしないようにしよう。浮いてきたボールはこちらがチャンスだと思って打ってミスしたのが2回もあったから、次にチャンスボールが来ても強めに打たずに逆コースを突いてやる。絶っ対に落ち着け」とか。

「相手はそろそろ長いアップ系のサービスをバック側に出してくる頃だな。よし、準備しておこう」と準備しているのになかなか出してこないので油断したらまさにその時に出されて「チクショー!」と自分に腹を立てそうになるのを冷静な自分がなだめ

「カッカしたら余計にダメでしょ? ここは落ち着いて。相手には『このサービスは実は待っていたんだよ』とちゃんとアピールして、相手に『おっ、さすがに奴はそろそろこのサービスを警戒している様子なので出すのを控えよう』と誘導しよう。これも心理作戦だ!」とか。

……書いていて何だか良く分からなくなってしまいましたが、つまり、そういう事です(泣)。

 

5、自信を持って!

つまり、腹をくくれということですよ。言い訳を探さない。

もう、コートに立ってるんだからさ、戦うしかないじゃん?

試合で負けたって、死にはしないんだし。あれだけ一生懸命に練習してきたんでしょ?

え? ちゃんと練習してこなかったですって? そりゃ自信無いに決まってるわ! そんなんで自信持たれても困りますわ(←急に関西弁)! 今すぐこの神聖なコートから出て行け!

この「腹をくくる」感じが「勝つ人のオーラ」なんだと思います。そしてそれが「絶対的な自信」に見えるんです。

 

あなたは何らかの決勝戦で「腹をくくらずに、負けたようなオーラを放ちながら、絶対的な自信が無い選手」が勝つシーンを、今までに見た事がありますか?

どのスポーツでも構いませんぞ。

……そうですか。そうですよね。無いですよね。しかし、私はあります。

1984年(私が生まれた年!)の映画「カラテ・キッド」もしくは「ベスト・キッド」のダニエルさんが空手の決勝戦でオドオドし、プルプルと震えながら戦って優勝したシーンはどうしても納得がいかないんです。

ねぇダニエルさん、あんた優勝するんだからさ、オドオドせずにもっと自信を持って戦ってくれません? ミスター・ミヤギも、ちゃんとそういうところまで指導をして欲しいんですけど。あなたの教え子、ずっとプルプル震えながら試合してるんですけど。良いの? 見ていて見苦しくありません?

これに共感出来る方、是非コメント下さい。

 

夜、レンソから電話がかかってきました。

「予選リーグ、二位で通過したよ! ただ、負けた相手に、本当は負けないはずだったんだよね……。本当は勝てたんだけどさ、昨夜チリ人の友達たちと2時位までビール飲んじゃったから、絶対にそれで負けちゃったんだよ……

なんでビール飲んじゃったんだろう?

……ところで明日は夕方の5時から試合だから時間もかなりあるし、今から(夜の10時)また友達とビール飲みに行っても良い?」

「は? ダメに決まってんじゃん」

 

決勝トーナメント当日、レンソから電話がかかってきました。

しばらく話していましたが、なんだかハキハキした感じだったので「もしかして……、トーナメント一回戦、勝ったの?」と聞いたら「いや、負けたよ。負けたけど、良い試合だった。もっと簡単に負けるかと思ったけど、1-3で負けたよ。9-11とかだった。相手も少しビビってたみたいだし。今年はこれで終わりっ!」

嗚呼、良かった。旦那レンソは一生懸命に闘ったんだ。前日にビールも飲まなかったし、「やる事をやって負けたんだからしょうがない」とすっきりした顔で相手と握手したに違いない。

コーチは全てペルー人にする。外国人コーチは雇わない byペルー卓球協会

ペルー卓球協会で3年間(2015年9月~2018年9月)ナショナルコーチとして働いてきましたが、「一時休職」することになりました。

しかし、再就職させてくれるか分からないので、「休職」というより「辞めた」と言った方が正解でしょう。

何故コーチを辞めたのか、それは追々説明させてもらうことにします。

皆さん、餅ついて下さい。(落ち着いて下さい)

 

変圧器と変換器を間違えて、わざわざ日本から持って来た掃除機と炊飯器を一瞬にして壊したとか、ペルー人の旦那レンソが500円もする串焼きを3串食べたとか、両替所のお兄さんに「I need you」と言ってしまったとか、髪を切ってレズビアンにされたとか、河童を探しに旅に出たとか、そういう卓球に全く関係ない話は今後一切無しにして、卓球一本に絞ってブログを書いていきたいところですが、まぁ当然無理でしょうね。

ちょくちょく卓球とは無関係な話題も出てくるとは思いますが、そこはご了承下さい。

 

ブログを更新しなかった間に、ペルー卓球協会に変化がありました。

2年ごとに卓球協会会長を決める選挙があり、それに伴い会長が替わりました。

噂によると、新しい会長は「コーチは全てペルー人にする。外国人コーチは雇わない」と言っており、「そうか、私は日本人だから解雇されるんだな」と案じ、一緒に働いていたポルトガル人のコーチも母国へ帰る準備をするのかと思うと、なんだか切なくなりました。

そんな新しい会長はキューバ人の女性40代後半。キューバ人かよっ! (←強めのツッコミ)

ペルー人男性と結婚し、キューバとペルーの二重国籍になりました。

彼女はカットマンで、現役時代はペルー代表としてアトランタオリンピックにも出た事があるツワモノ。

今でもたまにオープン戦に出ていますが、まぁ攻撃のしないこと!

どんなに高くチャンスボールが来たとしても、頑固として攻撃しません。

彼女曰く、「私、攻撃できないのよね」

オリンピックに出た事があるくせに、今の彼女の卓球のレベルは目を覆いたくなる程。

それなのに去年の年末に行なわれた8名のナショナルチームメンバーを決める選考会に出場し(上位推薦4名を除く)見事に2位通過。ペルーのレベルの低さが垣間見えますね。っていうか卓球協会の会長になる40代後半のおばちゃんがナショナルチーム参考会に出て、しかも通過しちゃうんですかっ(泣)!

そんな彼女とずっと仲が悪かったポルトガル人コーチは解雇され、新しく4コーチが追加。私ともう一人のペルー人コーチと合わせて6名で成人の部、18歳以下、15歳以下の男女をコーチする事になりました。

 

あれ? 私は解雇されないの? 日本人なのに? ……ペルー人じゃないのに?

 

新しく入ってきたコーチの四人中二人はキューバ人

二人の新しいスパーリングコーチの一人はキューバ人、もう一人はスペイン人。

あれ? コーチ陣は全員ペルー人にするんじゃなかったっけ?

……嗚呼、分かった。「全員ペルー人にする! (※キューバ人、日本人、スペイン人はそれに含まれる事にする。ただし、ポルトガル人は含まれない)」

あの二人、ずっと仲が悪かったしなぁ。挨拶もしてなかったし。

 

「しかし俺にはコーチ契約が2020年まである!」というポルトガルコーチは解雇に納得がいかず、弁護士と一緒に協会を訴えるという噂です。

ポルトガルコーチの運命や一体。今後も目が離せません。

コーチの私が初歩的なミス!

12月半ばから始まっていた子供たちの長期休暇が、2月28日をもってついに終わりになりました。

3月1日、学校の始まりです。

 

長期休暇中は二部練習でしたが、3月からは一部練習。

学校が終わってからの夕方4時半~8時半になります。

 

しかし、何人かの大学生は午前中も練習出来るため、その何人かだけ午前も練習を行います。10時半~1時。

 

ポルトガル人の総合監督に「イズミは午前中、多球練習を手伝ってくれ」と言われたので膝をポンと叩き、「承知致しました」と了解。

 

「では明日、3月1日から新しい時間帯になるけど、これからもよろしく」

「こちらこそ、どうぞよろしく」

 

翌日、3月1日。

「多球を出して、選手達の強化に一役買うぞ!」と、意気込んで指定された時間帯に体育館に向かうと、そこには誰も居ませんでした。

体育館を間違えちゃいました。サッカースタジアムにある体育館ではなく、総合スポーツセンターの練習場でみんな練習していたそうです。

 

……なんでこういう事になるの(涙)? 昨日、監督とちゃんと話しましたよね?

場所も聞きましたよね? 私、「サッカースタジアムですよね?」って、聞きましたよね?

え? 聞いてないって?

 

勘違いっていうか、思い込みっていうか、人の話をちゃんと聞いてないっていうか……。

 

初歩的なミス!

 

しかも、コーチが。コーチの私が初歩的なミス!

 

恥ずかしい。嗚呼恥ずかしい、恥ずかしい。

趣味の卓球で夫婦喧嘩をしても、何の得にもなりません。

旦那レンソは予選リーグを1位通過したものの、決勝トーナメント二回戦で負けました。

 

レンソはテニス肘で全く練習が出来ず、そのくせ大会の4日前に、なぜか違う種類の新しいラケットとラバーに変えていたのです。

 

「テニス肘で練習が出来なかったし、ラケットとラバーを大会の4日前に変えて、ちゃんと準備が出来なかったから負けた」と会う友人全員に言っていました。

 

「言い訳をしたらこの手であの世行きにしてやる」と意気込んでいた私ですら「怒る」を通り越して呆れてしまい、なんの言葉もかけられませんでした……。

 

旦那よ……。まぁイイや別に。趣味の卓球ですからね。

「仕事の気晴らしに、ちょっと卓球」というレベルですから、もう何も言う事はありませんよ。旦那の趣味の卓球で夫婦喧嘩をしても、何の得にもなりません。犬も喰わぬ。

……ゴキブリだったら食べるかもしれないけどね。アイツら、何でも食べますからね。

 

 

外国の卓球大会といえば、卓球以外で何かネタになる事が絶対に起こります。

例えば、お決まりの停電。

野良犬や猫が体育館を走り回る。

鳩が体育館を飛び回る。

雨で体育館が雨漏りする。

 

今回の大会は鳩が体育館を飛び回りました。空いてるコートにも降りてきました。鳩よ、そこには豆は落ちていないよ……。

 

まぁ、鳩位のレベルはペルーでは当たり前ですよ。

それでもこうやって写真を撮る人が居るという事は、「クスッ、鳩が体育館に居るぜ(笑)」という笑いのネタになっている、という事でしょう。

↑ペルー人のおじさんが鳩にカメラを向けています。

 

一般女子の決勝戦。

ラケットを破損し、オリンピックを惜しくも逃したキューバ人のリーシー選手(もうすぐ33歳) VS すまし顔が得意なペルー1位のアンヘラちゃん(23歳)。

4-0でリーシーの勝ち。

 

一般男子の決勝戦。

ブラジルからの参戦、左ペン裏のイスラエル選手(41歳) VS ペルー1位のブライアン選手(28歳)。

4-1でブラジルのイスラエル選手の勝ち。

なんとイスラエル選手は20年前にもこの大会に出場し、一般男子で優勝しているそうです。恐るべし41歳……。

 

気を取り直し、友人の決勝戦のベンチコーチに入る旦那レンソ(写真右下)。

友人は見事に0-4で敗れたのでした。

バレンタイン。まさかこのプレゼントは「不倫」とかそういう系のやつ?

ペルーの、フアン 二十三中学校主催のオープン戦を観覧席でボケーっと見ていたら、とある16歳のナショナルチーム選手のお父さんが挨拶しに来ました。

 

年齢は恐らく60代前半。少し禿げており、少し小太りで、チョビ髭を生やし、メガネをかけています。

 

「先生、ごきげんよう」

「あら、○○君のお父さん、ごきげんよう」

 

この日はちょうどバレンタインデー。2月14日。

日本では女性が男性にチョコレートをあげるのが主流ですが、ペルーでは男性が女性に花束や「好きだよ」等と毒々しくプリントされたハート形の風船をプレゼントします。

ペルーでは「愛情」だけではなく「友情」もお祝いするので、友達同士で「友情の日、おめでとう!」と言ってハグをしたり、フェイスブック等で「おめでとう!」等とメッセージを送り合います。

 

選手のお父さんと時候の挨拶を軽く済ませると、彼が手提げ袋からよそよそしく箱を取り出しました。

 

「先生、これ、どうぞ」

「あら何かしらこれは?」

箱を持ってみると、なにやらずっしりと重い。

 

まさか。お父さん。

 

○○君のお父さん。

 

2月14日、バレンタインデーにプレゼントなんて……。

 

ダメですよ。私が人妻という事を知っているでしょう?

貴方も奥さんと二人の子供を持つお父さんでしょう?

しかも試合会場の観覧席で堂々とこんなものをプレゼントするなんて、何という感覚の持ち主!

 

恐る恐る箱を開けてみると……

 

 

私 「……。」

 

 

……バレンタインデーに関係なく、不倫とかそういう系の方じゃなくて本当に良かった。

 

っていうか、何コレ?

 

「先生、これは私が手作りした回転をかけるのを覚える道具です。身体の使い方を覚えるのにも役に立ちます。中国では上級者がこういうのを使っているのをビデオで見ました。日本でも使われていると思いますが、どうでしょう? 是非、先生もこれをお使いになって下さい。差し上げます。ほら、ここ、バネになっていてビヨンビヨン動いて元に戻るんですよ。卓球台が無い所でも椅子なんかに置けば十分使えますし、持ち運びも楽なんです。それから……、そして……、ここが……、さらに……」

※銀色のバネがビヨンビヨンと動きます。

 

そういえば、この家族、アレでした。すごくプレゼントしてくるんでした。

最初はお母さんでした。「先生、突然ですが、これをどうぞ」と、本当に突然こんな箱をプレゼントしてきて、

 

○○君は漫画「ワンピース」が大好きだというので日本に帰った時にトニートニー・チョッパーのぬいぐるみを買ってプレゼントしたら、次の日「イズミ、これをどうぞ」とお返しに牛をプレゼントしてくれました。

 

牛!

っていうかこの牛、笑えるくらいかっこいいんですけど!

 

で、今回はお父さんからプレゼント。

 

○○君には歳の離れたお姉さんが居るというので、次はお姉さんからのプレゼントで決まりだな。

名前も知らないし、会った事もないけど!

試合で負けた言い訳が「だって、練習しなかったんだもん」

現在、2月10日(土)~17日(土)まで、ペルーの中華系の中学校「フアン 二十三中学校」による卓球オープン大会が行なわれています。

 

参加国はペルー、中国(といってもペルーに住んでいる中国系人)、ブラジル、エクアドル、チリ、キューバ、パナマ、ボリビア、そして日本。

(写真提供:渡辺拓也氏)

 

え? 日本?

……一体誰が出るんだろう? ま、まさか、私?

いえ、私は試合に出ませんよ。じゃあ誰が出るんだろう?

JICAボランティアの松山新之助くん?

ペルーで活動していた時はこういう大会に絶対に出てましたけど、彼ならもう帰国しましたよね?

じゃあ渡辺拓也くんかなぁ? モケグア県でコーチをしているけど、彼はそんなに試合に出るタイプじゃないのにな。

 

誰かに「イズミ、(勝手に)試合登録しておいたからね」なんて言われたらぶっ殺すよ?

あらやだ私ったらごめんなさいね。育ちの良さがバレてしまいますわね。おほほほ。ごきげんよう。

 

二年前の同じ大会で旦那レンソとミックスダブルスを組んで準優勝しましたが、未だに「二度とレンソとはダブルスを組まない!」という固い意思は貫かれたまま。(去年のチリで行われたマスターズ大会は除く)

 

そして一般女子シングルスでは優勝。相手はかつて「天才」と呼ばれていた、問題児のフランチェスカちゃん。色々と問題を起こし、現在はペルー卓球協会から離れています。

セットカウント4-2、最終セットは11-2で勝ちましたがその印象が強かったらしく、「今年も大会に出るの?」と全員に聞かれます。

 

「いえ、出ませんよ」と言うと「この大会、イズミにはレベルが低すぎるから、試合に出てもつまらないんでしょ?」と言われますが、そんなことありません。

 

ペルーのランキング1位、「すまし顔」が得意なアンヘラちゃんに今まで1セットも取られた事がなく、ペルーで卓球の個人コーチをしてお金を稼いでいるキューバ人の現役卓球選手、オリンピック予選決定戦で負け(勝っていたのにラケットを台にぶつけてラケットが破損、スペアを持っていなかった為、そこら辺にいる観客のラケットを借りて続きをプレーし、見事に逆転負けをした)、惜しくもオリンピック出場を逃したリーシー選手に、この前練習試合で2-0で簡単に勝ち、ナショナルチームの練習試合で男子のリーグ戦に突然入れられたにも関わらず優勝しても、「この大会、私にはレベルが低すぎるから、試合に出てもつまらない」という事ではないんです。まじで。

 

ではなぜ私がかたくなに試合に出ないのかと言いますと……

 

そもそも私、選手じゃないんです。コーチなんです。ペルーナショナルチームのコーチをしているんです。

 

日本だったら、例えば田勢邦史さんがナショナルチームの選手たちが出ているオープン戦に出ますか? っていう話しなんですよ。

 

っていうか、もし試合に出るとするなら、ちゃんと練習して準備(勝つための最大限の努力を積む)しないと。だって、絶対に負けたくないんですもん。

 

卓球をなめないで欲しいですよね。試合は誰が勝つか分からないから面白いんでしょう? 私だって負けるかもしれない。

もし私が「練習しないで負けたら」どうなると思います?

ちゃんと練習して負けたら「あぁ、負けちゃった」で終われるんですけど、練習しないで負けたら「だって、練習しなかったんだもん」って言い訳が私の口から絶対に出るんですよ!

 

これ、私が一番嫌いなやつ!

 

しかも練習してようが、してなかろうが、そんなの「対戦相手には全く関係の無い事」ですしね。勝ちは勝ちで、負けは負け。そして私は練習していません。

 

試合で負けて、言い訳が「だって、練習しなかったんだもん」。

 

そんな言い訳聞きたくないし、絶対に言いたくない。なので、私は試合に出ません!

 

 

旦那レンソはいよいよテニス肘になり、今も病院に通ってリハビリ中。

練習も全然出来ず、体重も増えるいっぽう……。

そのくせ30代の部にエントリーし、ご両親が応援に駆け付け見守る中、昨日見事に予選を1位で通過しました!

明日は決勝トーナメントです。

 

30代の部にもブラジルやチリからの参加者がおり、優勝は難しいですが、どこで負けたとしても「テニス肘で練習が出来なかった」なんて言い訳を言った日にゃ、この手であの世行きにしてやります。

夜の7時半にベッドに横になり、寝に入る

「時間は作るもの」とよく言いますが、あなたはどのような時間の作り方をしていますか?

 

最近ブログの更新をしていなかったので、何人かの人はさぞ心配して下さったことでしょう。……えっ?

 

2018年も、ペルーの卓球ナショナルチームコーチを務めさせて頂いております。

 

12月中旬から3月辺りまで、子供たちは「学校が休み」になっております。

つまり、英語で言う「バケーション」ってやつです。日本語で言うと「休暇」。

スペイン語ですと「バカシオネス」となります。

 

学校が休みなので、卓球の練習はもちろん二部練習。

月~金

女子20人 9時-12時、1時半-3時半 (合計5時間)

男子15人 11時-1時半、3時-5時半 (合計5時間)

 

西田コーチ1人 9時-5時半 休みなしのぶっ続け (お昼ご飯は練習場で食べつつ、1時半からの女子の練習にも目を光らせます)

まぁ、普通の一般的な会社員の勤務時間ですね。しかし、私にはお昼休み時間がありません!

 

土曜日

女子 8時-11時

男子 10時-1時

 

西田コーチ 8時-1時

 

 

ポルトガル人のコーチ兼総監督は彼の休暇でポルトガルに帰国していたので、その2週間の間、私一人で練習をみていました。

 

朝の9時に練習場に着くという事は、7時半にはタクシーに乗っていないといけません。

 

「えっ! タクシーで1時間半もかかるの?」とお思いでしょうが、違います。

7時半にタクシーに乗ると、8時20分には着きます。50分で着くという事ですね。

ところが8時にタクシーに乗ると9時過ぎに練習場に着く事になるんです。なぜでしょう。

 

渋滞が凄いんです(泣)。

 

渋滞が無い時だと30分で着くはずなのに、朝はいつも渋滞するので早め早めに出発します。

 

5時半の練習が終わるとタクシーに乗るのが夕方6時前、家に着くのが7時前。

 

「やっと家に帰られる!」と思っていると、たまに旦那のレンソから「今日は僕も練習したいから、いつも練習している中学校にイズミも来てよ!」と誘われ、「疲れてるからイヤだ」と断ろうとすると拗ねるので、身体に鞭打って旦那の待つ中学校へ向かいます。

 

レンソの卓球のお誘いが無く、晴れて家に早く帰れた時、夜の7時半にベッドに横になり本格的に寝に入った時はさすがにビックリしました。赤ちゃんかよっ!

 

 

こんな生活が、子供たちの学校が始まる3月まで続きます。

日本の中目黒で坂本竜介によるバタフライ主催の「ロゼナ」の試打会に対抗致しまして、ペルーにて、(勝手に)ラケットの試打会

坂本竜介によるバタフライ主催の新ラバー「ロゼナ」の試打会が行われた。と、ヒラヤマユウジさんのブログに書かれていましたね。

ロゼナか……。私の父もロゼナを使っているけど、なんか上手く使いこなせていないような気がすr、、、、あれ? 使いこなすというか、そもそも父の卓球のレベルが、、、、

そもそも「ロゼナ」を使ったところで、坂本竜介みたいに卓球が上手くなれば苦労しないですよ!

 

え? 「さっきからアンタ、坂本竜介、坂本竜介って、呼び捨てにしてんじゃないわよ!」ですか? まぁまぁ、餅ついて餅ついて(落ち着いて落ち着いて)

 

彼とは青森山田高校で同級生、3年間ずっと同じクラスだったんです。ま、彼はドイツに行ってたり遠征や試合でほとんど学校には来ていませんでしたけどね。

 

同じクラスの異性の名前を呼ぶ時は、大体「呼び捨て」だったでしょう?

 

クラスメイトと言えば、他にも去年マスターズ30代で優勝した高木和健一、ライオンの赤ちゃんみたいな顔をしている森田有城、私の大学の後輩と結婚した原雅彦、当時貴重だったペンホルダーの木村くん、阿部恵ちゃんと結婚した張良らも一緒でした。

 

つまり、我々女子が男子の話をしている時は大体「坂本竜介ってさ~」とか「森田有城が~」とか「原の~」とかそういう風に話をしていた訳ですよ。

なぜか木村くんの時だけ「キム」でしたけどね。

 

彼等が我々女子の話をしていたとは考えられませんが、もし話していたとするならば、私は「あの左のペンのヤツ」とか、「出っ歯野郎」、「投げ上げサーブのヤツ」とか呼ばれてたんでしょうね。勝手な想像ですけどね。って、「出っ歯野郎」はちょっと酷くない()

 

日本の中目黒で試打会が行われている頃、ペルーでも、渡辺拓也くんと、JICAボランティアの松山新之介くん(もうすぐ帰国!)、私と旦那レンソの参加者4人で「勝手にラケットラバーの試打会」が行われていたのを、あなたはご存知?

会場は我が家。

なんと、「会場にいる全員と、好きなラケットを、好きなだけ試打することが出来る」夢の特権付き!

 

会場は大いに盛り上がりました。

メンバー紹介。左から渡辺拓也くん、レンソ、松山新之介くん。

 

試打会が終わると、何故かレンソがお気に入りのおもちゃ「けん玉」を取り出し始めました。おもちゃを手に、ご機嫌なレンソ。けん玉大会も行われました。

 

 

ブログ「ヒラヤマユウジさん、出番です!」の答え。

「スマッシュをした後にメガネを落としたA。対戦相手のBは驚いてブロックミスをした。さて、Aの得点になるのか? 異議を唱えたBのノーカウントになるのか?」という質問にKさんとヒラヤマユウジさんが答えて下さいました。

 

Kさんのコメント

「メガネがピン球と共にBのコートへ飛んでいったならともかく、そうでないならプレー続行でAのポイントな気がします。

それに、これでレットを認めちゃうと、「相手の変顔で気が散った!レットだ!」とか成立しちゃいそうですし…笑」

 

全くもってその通りですね。

「相手の変顔で気が散った!レットだ!」が成立したら、わたし……わたし……

試合に出られなくなっちゃうじゃないですか!

え? ちょっ、何言ってるんスか(笑)? もちろん、「言われる方」じゃなくて、「言う方」ですよ私は!

バカにしないで下さいよ! 人を見た目で判断しないで下さい。

 

ヒラヤマユウジさんのコメント

「基本的に審判が試合を止めない限りは、メガネが落ちようが、カツラがずれようが、鼻血が飛び散ろうが試合は続行です〜。なので、それを見て驚いてミスしてしまった相手はポイントを失うはずです〜。と思いますw」

 

なるほど! 基本的に審判が試合を止めない限り、試合続行なんですね!

確かに、言われてみればなるほど納得!

それにしても、審判が止めない限り「メガネが落ちようが、カツラがずれようが、鼻血が飛び散ろうが試合は続行する」なんて、相当な精神力の持ち主じゃないとパニくって驚いてすぐにミスしそうですね。

対戦相手はもちろんの事、本人もしかり。

だって、試合中に自分のカツラがずれたら、内心超パニックでしょう?

で、相手は気づいているのに審判は気づいていなくて「気づいて欲しいけど、気付いて欲しくない」というジレンマに陥るのです。

 

「どうしよう。これは手を挙げてカツラがずれている事を教える(申告する)べきか? いやでも審判が止めない限りは試合続行……しかもカツラだという事がばれてしまう! ばれてしまうというか、完全にカツラがズレているから、このラリーが終わった後にはどうせ皆にバレるでしょうけど! 残念! 無念! また来年!」

 

くぅ……っ

 

っていうか、カツラのどこがイケないんですか? どこが悪いんですか? 別に良いじゃないですかカツラでも! そんなの、人それぞれだと思いません?

個性でしょう? チャーミングポイントでしょう?

 

もし私の旦那レンソがハゲだとしますよ?

現在おでこの生え際、Mの辺りが日に日に広がっているので、ハゲになるのは時間の問題でしょうけど。

レンソのハゲを私は愛しますよ。愛おしみますよ。時間さえあればナデナデしますよ。

……ペロペロもしちゃうかもしれません。その時のテンションにもよりますがね。

頬ずりもするでしょうね。もちろん目を閉じ、その感触を大いに味わいます。

 

さて、「変顔」、「メガネ」、「カツラ」、「ハゲ」は解決したとして、残るは「鼻血」ですね。

 

……鼻血が出ているにも関わらず、「審判が試合を止めてくれない場合」はどうなるんでしょうか?

泣き寝入り?