昔、意気揚々と卓球王国のブログを書いていた頃のお話し。
お気に入りの「卓球コラムニスト」の卓球王国ブログに目を通していた時。
「卓球コラムニスト」とはいえ、全てのブログが卓球に関する記事という事ではありません。その日のブログもそうでした。
するとそのブログに対して、こんなコメントがありました。
「いちいちこんなことでブログを書かないでください。(中略)。様々な読者が目を通す卓球王国公認ブログです。もう少し責任感をもってブログの更新をしてください」
……。
……あのぅ……
あれっ? そういえば私のブログって、「いちいちこんなこと的なブログ」しかないんですけど(涙)……。
なんだか「私という存在」を全否定されている気がして、心から意気消沈しました。膨らんだ風船が急に萎んでいった感じがしました。
なんて日だっ! 一体今日は、なんて日だっ!!! (目をつぶりながら絶叫)
時は過ぎまして、「卓球コラムニスト」の例のブログのコメント欄を見返してみると、他にもこんなコメントがありました。
「ブログというのは個人的なことを書くものだと思っていました。読者がその記事をつまらないと思ったら、見なければいいわけで(略)」
「10年以上続いているこのブログにはこういった感じの記事はしょっちゅう出てきています。もし卓球王国側の趣旨と合っていないのなら何年も前に注意されていて、今回の記事は載っていないでしょう(略)」
そもそも、私のほとんどのブログは卓球とは全く関係の無い記事しか書いていないので、もし卓球王国さん側の趣旨と合っていないのなら、私は早々とお叱りとゲンコツの一つでも喰らっているはず。
しかし、お叱りもゲンコツの一つも喰らっていないという事は、つまりそれは……!
それにしても情けない。そして恥ずかしい。今まで「いちいちこんなこと的なブログ」しか書いてこなかった我が手を、軽蔑した目でじっと見た。すると、
バチーン!
急にその手が私の右頬をぶった。思わず目が点になり、鳩が豆鉄砲喰らったような顔をしてみたら、反対側の頬もバチンとぶってきた。
「この野郎! この野郎! このバカ娘めっ! 今までこのブログを読んで下さった全ての読者さんに謝れっ!」
自分の手に両頬を叩かれ、罵声を浴びさせられた。すると今度は自分の足が自分の頭をガンガンと踏みつけてきた。こりゃあもうたまらない。
私は身体を丸めて地面にうずくまり、必死に両腕で頭部をかばいながら「ごめんなさい! ごめんなさい!」と泣き叫んだ。
「ごめんなさいで許されたら、警察なんていらねーんだよっ! っけ!」
「そろそろブログを書こう、書き始めよう」と思うものの、「書き始めるきっかけが無い」等と言い訳をして、なかなかブログを書き始めないこの手をじっと見た。
バチン!
さて、ブログを書き始めようと思ったきっかけは3つあります。
1つ目はフェイスブックに「西田先生、お元気でいらっしゃるかなー。今も先生のブログの破壊力にまさるブログにであったことはありません」というメッセージが届いた事。気にかけていてくれている人が居る。有り難い。嬉しい。素直にそう思いました。
2つ目。例のコメントへの(勝手に)リベンジ。5歳から始めた卓球。もうすぐ34歳になりますが(本当は永遠の17歳)、この長い年月を活かし、私だって卓球に関するブログを書けるはず! という自分に対する期待。
3つ目は、現在ペルーに住んでいますが、斯く斯く然然(かくかくしかじか)ありまして、家にのんびりと居る時間が増えた。理由は追って報告致します。
以上、再び皆様のご機嫌をちょくちょく伺いに参りますので、お手柔らかにどうぞよろしくお願い致します。