私の永遠のアイドル、土佐昭子さん 御年85歳

全日本卓球選手権マスターズの部、初日。

会場をフラフラしつつ、出場選手の名前が載っているページを見ていたら、ハイエイティ(85)の部に

 

土佐昭子 (浜卓会・ 神奈川)

 

の文字を発見!

 

ちょっと待って。私、落ち着いて。落ち着いて私。

 

深呼吸を一回、二回、三k……土佐さぁああああんんん!!!!!

 

い、い、生きていらっしゃった……。

私、号泣。その場に崩れ落ちて号泣。

もちろん、心の中でですよ。実際にその場に崩れ落ちて号泣なんてしたら、病院に連れて行かれますから。

「流れ出て止まらない涙よ、止まれ!」と思いながら、近くにいた70代と思われるお姉さまに聞きました。

「あのぅ、神奈川県の土佐さんって、知ってますか?」

「知ってるわよ、土佐さんでしょう? 今から決勝戦するわよハイエイティで」

 

ぬぅをおおおおおおおおをおおお!!!

 

生きておらっしゃったうえに、これから決勝戦ですと!?

決勝戦が始まるコートを見てみると、そこには土佐さんのお姿が!

「ありがたや~、ありがたや」私は思わず合掌。目にはまた涙が。

っていうか、なんで私はこんなに泣いているの?

携帯電話のビデオで、土佐さんの決勝戦を録画。そして涙。さっきからずっと涙が止まらないんですけど。

 

私が子供の頃にはすでにおばあちゃんだった土佐昭子さん、現在85歳。

当時、土佐さんと同じ卓球場で練習をさせてもらっていました。何回も一緒に練習していただいたのを覚えています。

今でもその姿を変えることなく、あの時のおばあちゃんのままです。変わらなさ過ぎて怖い。

えっ? まさか、魔女?

土佐さんは私と同じ左のペン。投げ上げサービスまで一緒です。一緒というか、私が土佐さんの投げ上げサービスを完全コピーしたんですけどね。

リトルキングスの子供たちは、練習場で土佐さんを見かけると土佐さんの所に駆け寄ります。なぜならチョコをくれるから。ただのチョコではありません。HERSHEY’Sのキスチョコです。「あんなに美味しいものを、このおばあさんは私たちにくれる!」と、非常にやましい心で近寄ります。ね、クソガキでしょう?

当時、「練習がんばるんだよ」「いっちゃんは偉いね」「先生方の話はちゃんと聞くんだよ」というような言葉をかけてもらっていた気がします。

 

ハイエイティの決勝戦のお相手は北波輝さん、大阪府の情熱クラブ。

とってもスリムな体型で腰など全く曲がっておらず、シャキッとしています。

黒髪のおかっぱ頭は、後ろから見たら「高校生?」と間違われてもおかしくありません。

85歳以上の学校のクラスがあるとするならば、北波さんはアイドル的な存在でしょう。

すごくモテそう。

 

土佐さんの投げ上げサービスの威力は今でも健在。サービスエースをバンバンと獲っていました。3-0 (4,4,3)で土佐さんが優勝。

そのうちサービスエースで得点したのが1セット目に5本、2セット目に5本、3セット目は3本でした。ビデオでチェックしたので間違いありません。

「土佐さんにご挨拶を」と、表彰式へ。土佐さんを見た瞬間、私、また号泣。

周りの人に見られると本当に変な人になってしまうので、一生懸命に涙を隠しました。

表彰台にいる土佐さんの写真を撮っていると、私に気付いた土佐さんが「こっちに来い」と私に手招きをしてきました。

「えっ? 私も表彰台に乗って、土佐さんと一緒に写真を撮ってもらうんですか? それはちょっと……。一緒に写真は嬉しいですけど、でもやっぱり恥ずかしいですよ!」

モジモジしていると「それでも来い! 早く来い!」と土佐さんが更に手招きするので、しょうがなく近寄り、土佐さんの手を取り、表彰台に登ろうとしたら「土佐さんが表彰台から降りるための手助けを求めていた」という事が判明。

白目を剥いて後ろに倒れ、後頭部を強く打って意識を無くしてみました。心の中でね。

 

「いっちゃん、よく来たね~」

「土佐さん~~~!!!」

 

ダメだ……なんでこんなに涙が出てくるの?

 

「土佐さん、セルフィーしましょう!」

「あ、目、つぶちゃいましたね。もう一回!」

土佐さんと仲良くしていると、他のおばあさま方に

「まぁ、土佐さんのお孫さん?」と話しかけられ、土佐さんは「そうだよ、私の孫だよ」と言ってくれました。

その瞬間、土佐さんの胸に飛び込み顔をうずめ、ワンワンと泣きました。心の中でね。

私の永遠のアイドル土佐さん。

今回、チョコはくれませんでした。

こんな髪型してても、私はレズビアンではありません。

会う人会う人に「なんかもう、日本人じゃないよね」と言われ「例えば、どの辺が日本人じゃないの?」と聞くとみんな口を揃えて言うんです。

「肌の色とか、髪の毛の感じとか」

そりゃグアテマラに4年、ペルーに2年も居りゃ、肌も黒くもなりますよ。髪の毛もこんなんになりますよ。ボサボサの髪を無造作に結ぶだけ。

 

帰りの車の中で、運転していた島村さん(マスターズの部40代、準優勝)に言われました。

「女性っていうのはね、髪の毛が大事なの! いっちゃんも、もうちょっと気を付けた方が良いよ」

同車していた今福麻奈美さん(旧姓:秦)にも「そうだよ、髪の毛は大事!」とそそのかれたので本日、髪の毛を切ってきました。

「こうやって、ただ結んでるだけでは色気が無い。髪を切って、少しは女の子らしく可愛くなろう!

 

40代ほどであろう男性美容師さんがやってきました。

「本日はどんな感じにしますか?」

「安室奈美恵ちゃんみたいにして下さい」

「カットのみでよろしいですね?」

「そうですね。ショートのような、可愛い系のボブみたいにして下さい」

「イメージが欲しいので、この中から写真を選んでもらえますか?」

タブレットを渡されました。

「これとか、これとか、こんな感じですかね? あれ? なんだかよく分からなくなったので、もうテキトーで良いです。お兄さんの好きなようにやっちゃってください!」

 

「私、ペルーに住んでいるんです。旦那がペルー人なんですよ。ペルーでは髪の毛短い女性はいないんですよ」等の情報を、一応伝えました。だって、お兄さんの好きなようにやられちゃうんですから、私の事を知ってもらわないと、間違いや事故が起こるかもしれないので。

 

切り終わる直前

私 「……なんか、嵐の二宮君みたいになっちゃいましたね」

美容師さん 「確かに」

私 「品川庄司の庄司にも似てるってよく言われます」

美容師さん 「言われてみれば!」

 

って、どっちも男なんですけど! で、私は女ね!

 

あれ? 鏡を見れば見るほど、何だか私のおばあちゃんにも見えてきたんですけど。つまり、これは「私のおばあちゃんカット」?

 

髪を切った直後に妹と会いました。

開口一番妹に言われた言葉がこちら。

「おばあちゃんそっくりだね」

「だよね、私もそう思った」

次に言われたのがこちら。

「それと、なんか……レズビアンみたいだね……

げっ! ……やっぱり? 実は私もそう思ってた……

 

昔、上戸彩にも似てるって言われた事がありましたが、今は上戸彩は上戸彩でもドラマ「3年B組金八先生」の性同一性障害の直を熱演した上戸彩の方じゃないですかー!

それにしても、私、本物のレズビアンみたい……。

別にレズビアンを否定している訳ではないんです。

ただ、こんな髪型してても「私はレズビアンではありません」ということです。

「正直、ちょっと狙っていた」という人はごめんなさい。私には旦那もいるんです。

 

っていうか、「髪切って可愛く!」を狙ってたのに、どうして男の子みたいにされるの?

藤子・F・不二雄ミュージアムにて、メニューを真剣に見ているレズの人。

コロ助と。

コロ助に話しかけていたら、妹に「気持ち悪いから、マジで止めて」と言われました。ひどい! コロ助ちゃんは気持ち悪くなんてない! コロ助ちゃんの悪口を言う人は、お母さんに言い付けてやるぞ!

 

昔のブログも併せてどうぞ。コメント欄までちゃんと読んで下さいね♥

https://dev.world-tt.com/blog/nishida/2014/06/03/%e9%ab%aa%e5%88%87%e3%82%8a%e3%81%be%e3%81%97%e3%81%9f%e3%80%82/

 

みなさま、大変お待たせ致しました。

こけし→金太郎→  さて、次は何でしょう?

1、桃太郎カット

2、浦島太郎カット

3、因幡の白兎カット

4、サルカニ合戦カット (←ちなみにカニの方)

 

答えは……

まさかの「レズビアンカット」でした。

 

この度は大変、ご愁傷様でした。

マスターズの部にて、「チアリーダーバージョンもあるよ!」

マスターズの部の試合会場をウロウロしていると、元・大正大学メンバーと沢山会いました。

大先輩の、伊藤友孝さん(右)と柳沢邦治さん(真ん中)。

 

そして、

この写真を撮った後に気付いたのですが、なんと、全員キャプテンだった人達でした。

左から、渡辺理江さん(旧姓:佐藤)、田野辺雄、柳沢邦治さん、荻原典和さん、私、原千春(旧姓:岡崎)。

他にも田中さんや秋草陽介くんにも会場で会いました。

 

写真の左端に写っているお方が、渡辺理江さん(旧姓:佐藤)。

白鵬女子高校出身で、大正大学では一級上の先輩です。

理江さんが大学4年生、私が3年生のインカレでダブルス準優勝したことがありますが、その人が凄いんです。

 

平野早矢香ちゃんが卓球の鬼で、私が姫だとするなら、あの方は神ですね。しかも、卓球のではなく、笑いの。

 

まず、顔が面白い。話し方も面白いし、もちろん内容も面白い。卓球している時も面白いんです。言っておきますが、バカになんてしてませんよ。心から尊敬しています。

とにかく面白いので、理江さんの周りには人が集まります。

理江さんが試合をするのならみんな応援します。そして、試合を見てみんなで笑います。

彼女、集中すればするほど、レシーブの時の構えが低くなり、目線が台の高さギリギリにまで落ちるんです。

一回だけ打ち方の真似をしたら、試合を終えた理江さんに「ちょっと、いっちゃん、私の打ち方の真似してたでしょ!」と言われました。見てたんかーい!

 

理江さんの準決勝をみんなで応援していたら、田野辺雄(私と同期)が私にこう言いました。

「ヤバイ! サトリエが負けそうだ! 西田、ホラ、アレやろうよ。白鵬女子高校の掛け声!」

「あー、あったよね、そういうの! どんなんだっけ?」

「笑顔! ってやつ!」

「笑顔! (拍手・パチパチ) 自信! (パチパチ) 強気! (パチパチ)

笑顔! (パチパチ) 自信! (パチパチ) 強気! (パチパチ) がんばろー! オー!」

 

覚えている! っていうか、すんなり出てきたこの掛け声! この私が、白鵬女子高校の掛け声を覚えている! 白鵬女子高校出身じゃないのに!

 

田野辺と一緒に「笑顔!」の掛け声を掛けようと、理江さんの試合を見てみると、ヤバイ! レシーブ時の構えが低い! 目線が台の高さギリギリになっている! その姿勢、ごめんなさい、もうダメだ。笑っちゃう。笑い過ぎて腹筋が壊れちゃう。それに、今「笑顔!」なんて掛け声掛けたら、理江さんだって笑って試合に集中できなくなっちゃうから「笑顔!」の掛け声は止めておこう。

 

試合に負けた理江さんが戻って来たので「田野辺が白鵬の掛け声をやろうよって言って来たんですけど、笑っちゃって無理でした」と伝えると「白鵬の掛け声ね、あったねー、そういうの。笑顔! 強気! 自信!」って、順番間違えてますけど理江さん!

「笑顔! 自信! 強気!」の順番ですよ。

 

笑いの神は、今年のマスターズの部でベスト8に入賞しました。

旦那さんと「もし、今年ベスト8に入らなかったら今後、二度と大会には出ない」と約束したそうです。

無事にベスト8に入ったので、来年のこの大会、推薦出場となります!

良かった。理江さんがまた大会に出られる。つまり、再びみんなに笑いを提供してくれるということ。

 

大正大学の柳沢邦治先輩と田野辺が帰るというので、理江さんと原千春ちゃんと出口まで一緒にお見送りに行きました。

「さようなら~!」と別れを惜しんでいたら理江さんが急に「バンザーイ!」と両手をあげて叫び始め、「チアリーダーバージョンもあるよ!」とダンスを踊り始めた時は全員即死。

腹筋が壊れました。

まさかこんなお見送りの仕方があるなんて……。先輩、さすがです。

みなさん、無責任過ぎます。~全日本卓球選手権大会 マスターズの部~

新潟県で行われた「全日本卓球選手権大会 マスターズの部」に行って参りました。

素晴らしい体育館。

 

子供の頃はクソガキだった私も、今年で33歳です。マスターズに出場する選手なんて、ほぼ知り合いみたいなもんですよ。

え? 試合ですか? 私は出ませんでした。まず、日本に住んでいませんので。基本、ペルーにいますので。

では、なぜ大会に行くのかというと、そこには友達が沢山出ているからです!

卓球する人はみんな友達だと思っているので、友達が沢山いる場所、「全国大会」に行けるなんて、もう最高じゃないですか! しかも、自分は試合には出ないので気楽なもんですよ。

「みんなに会える~! 楽しみ~!」と、喜びを爆発させてみる。

 

旦那のレンソも会場に連れて行く予定でしたが、オーストラリアに遊びに行った際、羽田空港で「このビザは日本入国が1回きりの有効です」と言われ、レンソは日本へ再入国できず、私だけ独りで帰ってきた次第です。

 

懐かしメンバーに会ったり、知り合いにご挨拶。新潟県の藁科さんを見かけたので「わっ! 藁科さんだ! すごい! 私の事、覚えてくれているかなぁ? でも一応、挨拶しておこう」と挨拶しに行ったら、

「あー、西田さん!」

「えっ! 私の事、覚えてくれているんですか?」

「もちろんだよ!」

「嬉しい! すごく嬉しい! 藁科さんに覚えてもらっていたなんて!」

と喜んでキャッキャしていたら藁科さんから「練習相手お願いして良いですか?」と誘われたので「待ってました!」とばかりに練習させて頂きました。

 

私がクソガキだった頃、つまりリトルキングス時代の5歳から高校に入るくらいまでにお世話になったお兄さん、お姉さん方に挨拶しに行くと、みんなにこう言われました。

 

「いっちゃん、変わったね~。こんなんじゃなかったよね? なんかさー、昔はすごかったじゃんクソガキでさー。ちゃんと挨拶出来るようになったんだねぇ。なに? 敬語も話すようになっちゃったの? でも、昔のいっちゃんの方が良かったなぁ。凄かったもんね、昔は(笑)」

 

って、どんだけクソガキだったんですか私は!

会う人会う人、みんなに同じことを言われるって、どういうこと?

あの頃の事は全然覚えていませんけど。何にも考えてない子だったので。

覚えてないというか、昔のことは記憶から消し去りました。消さないと、やっていけないから。

 

微かに記憶に残っている事は、当時ガリガリだったので、ブカブカの短パンを脇の下まで上げて「足だけマンー!」と叫びながら体育館を走り回ったり、おにぎりを持って「おにぎりマンー!」と叫びながら試合会場を走り回ったり、泣いたり、年上のお姉さんにため語で話しかけたり、とにかく自分勝手だった、ということ。

 

「当時の事は記憶から消したのであまり覚えていないけれど、みなさんには凄く迷惑をかけたであろうから」と、当時の謝罪と名誉挽回を狙って、今の33歳の私がこうやって挨拶しているのに、

 

挨拶しただけで驚かれ、敬語使っただけでも驚かれ、普通にしていても、それだけで驚かれるって、どういうこと?

 

「昔のいっちゃんの方が良かったなぁ」なんて言われても、もし今の私が短パンを脇の下まで上げて「足だけマンー!」と叫びながら体育館を走り回ったり、おにぎりを持って「おにぎりマンー!」と叫びながら試合会場を走り回ったら、あなたはどう責任を取ってくれるんですか?

警察が来て現行犯逮捕されるか、救急車を呼ばれて病院に連れて行かれますよ。

 

なので皆さん、無責任に「昔のいっちゃんの方が良かった」なんて気安く言わないで下さい(泣)

味の素トレセンのロビーで、シチズンのあのイケメン選手と遭遇!

味の素ナショナルトレーニングセンターに偉関さんが誘ってくれたので、お言葉に甘えて付いて行きました。

 

すると、味の素トレセンのロビーでイケメン選手と遭遇。

シチズンの森田侑樹選手です。

 

「初めまして。私は西田泉と申します。こちらは旦那のレンソ。ペルーから来ました」

「初めまして。あれ? ……早稲田大学だった川畑舞ちゃんと、この前卓球してませんでしたか?」

「早稲田の川畑舞ちゃん? そうそう、卓球しました。舞ちゃん、ペルーに来た事があって、そこで一緒に卓球もしたんですよ」

「あ、そうなんですね! ペルーに行っちゃうなんて、凄いですね舞ちゃん」

「川畑舞ちゃんとこの前一緒に卓球した時」の写真。

フェイスブックに載せたこの写真を、イケメンの森田侑樹選手が見たのでしょう。

川畑舞ちゃん、あなたのお陰で森田選手に「舞ちゃんの知り合いのペルーの夫婦」として認識されたよ。ありがとう!

「すみません、記念に写真を……」と言うと、

「ああ、全然良いですよ」と、爽やかな笑顔で承知してくれました。

この写真を妹の渚に自慢げに見せたところ「あれ? 森田君じゃん。どうしたの?」という気軽な返事が返ってきたので「なんだ、こいつは?!」と思っていたら

「ウケる~W 森田君にこの写真送ってみよ~W」と、本人にメールを送り始めました。

 

「妹よ、何奴(なにやつ)?!」と思っていたら、早稲田大学で同期生だったという。なるほど。

妹よ、あなたがメールでこの写真を送ったら「爆笑!」と森田選手から返信が来たようだけど、どうして? どの辺りが爆笑なのか、ちゃんとお姉ちゃんに説明してくれる?

 

まぁいいや。お陰で森田選手に「あの時一緒に写真を撮った人は大学同期の西田渚のお姉さんのペルー人の旦那さん」として認識されたみたいだし。

 

実は、写真を撮った後「彼、カッコ良かったね」と旦那に言ったら、なんだか拗ねちゃいました。

 

「コラッ、西田! 男という生き物はプライドが高くて云々かんぬん……」という男性からのキツイお言葉が出てきそうですね。でも、私の旦那様は優しくてお茶目で愛嬌があって面白くて可愛くてみんなから愛されているので大丈夫です!

中国の卓球選手、韋 晴光(ウェイ・チングァン)

中国の卓球選手、韋 晴光(ウェイ・チングァン)と聞いて、あなたは誰を思い浮かべますか?

そうです。その通りです。偉関晴光選手です。

世界選手権大会ダブルス優勝、オリンピックダブルス優勝。全日本卓球大会も4回も優勝されています。

平成19年の秋田わか杉国体で一緒に戦った仲間であり、私が尊敬している選手です。なんといっても、気さくでフレンドリーでとても気が利く人です。

 

昔の卓球が大好きな旦那レンソ。

いつもユーチューブで昔の卓球の動画、しかも割と白黒の画面(カラーが無かった時代のもの)を見ています。

暇があれば「タイトー(斉藤)、セイジオノ(小野誠治)、ハセガワ、イトー」といつも言っています。

もちろん、ウェイ・チングァンのファンです。

旦那曰く、「昔の卓球のフォームがかっこいい」のだそうです。

 

「ウェイ・チングァンに会える! イズミ、本当にありがとう!」と、私の後ろを腰をフリフリしながら付いてくるレンソ。

偉関さんの卓球場にお伺いするのはこれで二回目。「私が道を覚えているはずが無い。地図を印刷して持って行こう」

地図を持って行っても迷いました。いつも通り人に聞くと「あぁ、偉関さんの卓球場ならあそこにありますよ」と一発で教えてもらいました。しかも二人連続で、です。

さすが偉関さん。みんなに知られていますね。

そしてさすが私。一度来た道なのに、「二人に道を聞かないと分からない」という理解力の持ち主。

卓球場の前に着き「記念に写真を撮ろう」とカメラを出そうとしていたら卓球場の中から偉関さんが手を振りながら出てきました。

 

っていうか、なんで私たちが着く時間がわかるんですか?

前回もそうでしたよね? なに? 超能力者?

 

「いや~、雨の中すみませんね、どうぞ、中に入って」

憧れのウェイ・チングァンに会えて感動しているレンソ。目がキラキラ輝いていました。

得意の「すぐに仲良くなる技」を使って、偉関さんのラケットで、偉関さんとラリーを始めました。

旦那よ……あなた、一体何者?

「今から味の素ナショナルトレーニングセンターに仕事があって行くんだけど、ロビーまでなら紹介できるから一緒に行きますか?」と、偉関さんが誘ってくれたので、お言葉に甘えて付いて行きました。

 

~次編に続く~

毎週水曜日、6時からテレビ朝日のグッドモーニングにコメンテーターとして出演している鬼

ランチ後、新宿駅まで平野早矢香ちゃんもとい、鬼が同行してくれました。

「実はね、駅からこうやって、本を振りかざしながら来たんだ」と、「卓球の鬼と呼ばれて。」の本を駅前で振りかざし、再現してみたら

 

「ねぇ、本当に止めて」とマジ切れされそうになったので、「ごめんなさい」と、本をそっとバックにしまいました。

 

私はペルーに住んでいるので、日本のテレビには疎(うと)いのですが、早矢香ちゃんから「毎週水曜日、6時からテレビ朝日のグッドモーニングにコメンテーターとして出演している」という情報を聞き出しました。

「そして明日は水曜日! 絶対に見るね。テレビに向かって早矢香ちゃんに手を振るから、振り返してね!」「明日はいっちゃんが見てると思って頑張るわ(笑)」

 

早速、翌朝6時にテレビを付けてみると、そこには昨日会った早矢香ちゃんがいるではありませんか!

コメントで「テレビドラマ『相棒』のファンなんですぅ!」と目を輝かせながら言っていましたが、母が「どうせ、番組に言わされてるんじゃない?」と言っていたのでメールで確認。

「早矢香ちゃん、ニュース見たよ~。ところで、相棒が好きって言ってたけど、あれは本当?」

「見てくれてありがとう! 相棒大好きだよ! あれはマジなやつ!」

「マジなやつ! 確かに『キター!』って感じだったもんね(笑)」

「相棒グッズも持ってるし、マジです(笑)本当に好きなんだよね♥ 今日の夜も楽しみ!」

 

相棒グッズも持ってるって、どんだけー! 私ですら持ってないのに……。そうか、早矢香ちゃんはドラマ「相棒」が本当に好きなんだ。

鬼すらをファンにさせてしまうドラマなんて、きっと絶対に確実に間違いなく面白いに違いない。

今日の9時から放送されるというので「時間があれば観てみるね!」と早矢香ちゃんにメールしたものの、父と銭湯「お風呂の王様」に出かけてしまい、見事にそのドラマを見逃したのでした。

地元の海老名駅から新宿駅まで平野早矢香著、「卓球の鬼と呼ばれて。」の本を振りかざしながら闊歩

さて、鬼との待ち合わせは新宿。

電車に乗っている時や、駅を歩いていると、いつも思うことがあります。

「この中に、卓球というスポーツを知っている人はほぼ全員でしょう。では、卓球経験者は? 卓球が趣味でやっている人は? 現卓球選手はこの中に何人いるんだろう?」と。

みなさんも、思いません?

そんな思いを馳せながら地元の海老名駅から新宿駅まで平野早矢香著、「卓球の鬼と呼ばれて。」の本を振りかざしながら闊歩しました。

 

「卓球、ここにあり。平野早矢香、ここにあり!」と、勝手に宣伝しながら。

 

それにしても、彼女の卓球に対する情熱と真摯さ、考え方や行いはもの凄いと「卓球の鬼と呼ばれて。」を読んで改めて知らされました。

努力する、一つの事を迷いながらもやり抜く、辛い事があっても、頭を使って一つ一つクリアしていく、情熱を絶やさない、勝つために気を付ける事や、勝てなかった時に感じた事などを彼女の言葉で分かりやすく書かれてあります。

学校の道徳の授業でこの本を取り入れてはいかがでしょう?

もちろん、一家に一冊は必須です。

 

待ち合わせ場所、鬼セレクトの新宿のおしゃれなランチバイキングに着くと、すでに鬼がそこに居ました。忙しそうに打ち合わせの電話をしている最中でした。

「早矢香ちゃん、これ、買ったよ~」と、「卓球の鬼と呼ばれて。」の本を出して見せると「言ってくれればあげたのに~!」と言ってくれましたが、「そう言われると思って、先に買ったのだよ。ふははははー」と言ってやりました。

「いっちゃん、レンソさん、ご結婚おめでとうございます! これ、結婚祝いに」と、素敵なお箸のセットをプレゼントしてくれました。

「ありがとう! すっごい嬉しい! (たてまつ)って納(おさ)めます!(神仏に物を差し出し、しまって表に出さない)」

是非使って()

 

レンソは「この人は鬼じゃない。違う人だ。だってこんなに可愛いじゃないか!」と、えなりかずきもビックリのセリフを言っていました。

彼女は鬼とは思えないほど気さくで可愛くて面白くてチャーミングー!

そして、楽しい時間はあっという間に過ぎてしまうもの。お別れの時間が来てしまいました。「ごめんね、これから仕事の打ち合わせなの」と、鬼。

お店を出る時、お店の人に写真を撮ってもらいました。

私 「彼女、卓球の有名人なんですよ~」

お店のおばちゃん 「あら、そうなの?」

私 「オリンピックにも2回も出たんですよ!」

お店のおばちゃん 「あら、そうなの?」

私 「平野早矢香選手、知らないですか?」

お店のおばちゃん 「知ってるけど、まさかこの方? 髪の毛短いイメージがあるから。それに、実際はこんなに美人さんなのね~!

 

~次編に続く~

卓球の鬼と呼ばれた人に会って来ました。

国際卓球さんに行った時、鬼が書いた書籍「卓球の鬼と呼ばれて。」を発見。

「そうそう、これこれ~! 早矢香ちゃん、本出したんですよね! 今度、早矢香ちゃんと会うんですけど、この本読んで、予習してから本人に合わないと失礼ですからね。この本、頂きます」

 

「……っていうか、オメー! 俺の(私の)平野早矢香選手の事を、気安く『早矢香ちゃん』なんて呼ぶんじゃねーよ!」と全国のファンの方に怒られそうですね。

しかし、彼女とは「いっちゃん」「早矢香ちゃん」と呼び合う仲なんです。それは、同い年で、何回か大会で対戦したり、ナショナルチームの合宿や遠征に一緒に参加し、仲良くさせてもらっていたからです。羨ましいでしょう? プクク!

初めての試合は小学校4年生のカブの部で平野早矢香ちゃんと準決勝で対戦し、1-2で私が負けました。

表彰式では「こんなに体が小さいんだから、私より年下の3年生に違いない」と決めつけ「あなた、3年生?」と聞くと、「4年生だよ」と、期待を裏切られた答えが返ってきたので非常に戸惑い「あっ……そうなんだ……」と返すのが精一杯でした。

 

中学1,2年生の日韓交流戦で一緒になった時は、私たちの年が同じせいか、いつも行動を共にしていました。

それではみなさん「卓球の鬼と呼ばれて。」の77ページを見て下さい。彼女が中学1年生の時の写真です。

なんて可愛いんでしょう! こんな子が近くに居たら、誰だってそばに居たくなりますよね。

当時から彼女はそれはそれは一生懸命卓球に打ち込み、卓球から離れるとお茶目で冗談を言ったりおどけてみたりして、それはそれは可愛い女の子になるのでした。

 

忘れられないのが全国カデットで早矢香ちゃんと対戦し、1セット目を19-21で敗れ、「よぉーし、次の2セット目は気を引き締めて頑張るぞ!」とか言ってたら「あれ? あれっ?」と言ってる間に1-21で惨敗。恥ずかしくて死ぬかと思いました。

 

~次編に続く~

秋田温泉 さとみ

日本の旅館と温泉をレンソに知ってもらいたくて、大奮発し「秋田温泉 さとみ」に一泊してきました。

いや~、素晴らしい日本の「お・も・て・な・し」と「こ・こ・ろ・い・き」

温泉が初めてのレンソにはしっかりと説明しなくてはなりません。

「先ずは籠があるからそこに脱いだ服を入れてね。恥ずかしくても、パンツも全部脱ぐんだよ? 大事な部分、隠したかったらこの手ぬぐいで隠してね。次に体と頭を洗ってから温泉に浸かる。泳いじゃダメだからね。そしたらサウナがあるから入って、熱くなったら水風呂に入って体を冷やす。また温泉に入って温まってね。脱衣所に戻る前には軽くタオルで体を拭かないとダメだよ。周りの人に迷惑だからね。最後に、この浴衣を着て部屋に戻ってね。わかった?」

「ねぇ、籠はどこにあるの? 服、本当に盗まれない? 服を脱いで、いつ浴衣を着るの? サウナには入らなきゃダメ? あれ? 先に浴衣を着るんだっけ? 籠が見つからなかったらどうしよう。人が沢山いたら恥ずかしい。この大きいバスタオル、温泉の中に持って行って良い? 浴衣を着ないで服を着ちゃダメなの? あれ? 順番が分からなくなっちゃった。で、いつ浴衣を着るんだっけ?」

 

コノヤローーーーーーーー!!! オーーーーイ!!!

 

もう、イイよ……。っていうか、なんで分からないの?

 

「もうっ! 行けば分かるから、お風呂場行こうよ!」

「イヤだよっ! 分かんないよっ! もう一回説明して! だって、もし、籠が見つからなかったらどうする?

 

温泉からあがり部屋に戻ると、浴衣を着たレンソが畳に寝そべり、くつろいでいました。「お風呂、どうだった?」と聞くと、

「うん、普通だった」

「普通って、どういう事よ?」

「お風呂に入れたよ」

「で、感想は?」

「感想は、普通」

「他には?」

「人が2,3人しかいなかったよ」

「少なくて良かったね。で、他には?」

「泳いだよ」

泳いじゃダメって言ったよね?

「変な目で見られたよ」

「だって、温泉で泳いじゃダメなんだもん」

ごめんなさい、お風呂で一緒になった人。湯船で泳いでいる外国人、悪気はなかったんです。彼の妻の説明が下手だっただけ。ただ、「泳いじゃダメだからね?」とは言ったんですけど、彼が理解してくれなかったんです。以後、気を付けます。

 

夕食で人生初の河豚(フグ)にテンションが上がるレンソ。

食後、一番美味しかったのは何かと聞くと、「鴨肉のお吸い物」と渋い答えが返ってきました。