3人のリーグ戦が8チーム。1位と2位が決勝トーナメントへ進出できます。
難なくリーグ戦を1位で抜けると、決勝トーナメント一回戦の相手、いきなりリバン君。なんと、フルセット13-15で奇跡的に勝ちました! サービスからの3球目が効きました。
4決定はグアテマラ2位の男子選手と。サービスが抜群に効いて3-0で勝ち、準決勝へ。
奥にいる、腰が90度に曲がっている(←お爺ちゃんだからじゃありません)のがリバン君。身長が高過ぎると卓球しづらそうですね(泣)。手前のモリモリ筋肉君が、アンディ・ペレイラ選手。面白い髪型をしています。
そして、準決勝の相手というのが、キューバ1位、オリンピック出場選手のアンディ・ペレイラ選手だったのです。
筋肉隆々のサウスポーです。見た目、ゴ○ラ。
↑筋肉女子(脂肪付き)の西田泉さんですら、驚きのこの表情。
1、2セットはアンディ選手の「チョッ速(ぱや)スーパードライブ」を喰らいまくりました。
めちゃくちゃ速いボールに遭遇した時、人はどうなると思います?
そんな時、人は……薄笑いを浮かべます。
そう、あまりのボールの速さに、私の顔には薄笑いが。ニヤニヤと薄笑いを浮かべて試合していたため、観客には不審に思われていた事でしょう。
だってしょうがないじゃないか!(←えなりかずき風)
相手のドライブが速すぎるのがいけないんだ!(←えなりかずき風)
先にシャワー浴びて来いよ!(←えなりかずき風)
なんですか、アレは?(泣) スピード違反ですよ。音速の領域ですよ。
ブロックなんか出来たもんじゃありません。かろうじてラケットにボールが当たったとしても、明後日の方向にボールが吹っ飛ぶんです。ラケットが少しかけました。(←これはさすがに嘘)
そのボールが足なんかに当たったら、その時点で死にます。(←これは本当)
私は0-2の7-10で負けていました。
私は考えた。「相手に打たせたら死ぬ。確実に死ぬ。だったら先に打つしかない!」と。攻撃は最大の防御だと言いますが、まさにそれでした。
打って打って、そして打った。すると、気づいた時には13-11で逆転勝ちをしていました。
アンディは驚いていましたが、観客も、キューバのコーチも驚いていました。みんな驚いていました。もちろん、私も。
私は自分に言い聞かせた。「わたし、良く聞いて。試合っていうのはねぇ、勝たないと意味がないんだよ。どんな人が相手だろうが(例え相手がゴ○ラだろうが、オリンピック出場選手だろうが)、勝たないと意味がないの! わかった? 勝ちなさいよ? 私たち、遊んでるんじゃないんだからね? 勝利をかけて、戦ってるんだからね? わかったならこの試合、勝ってみなさい!」と。
~後編へ続く~