スマホ版に
戻る

トピックス

トップニューストピックス
23〜24日に愛知県の日本ガイシスポーツプラザにて全日本学生選抜が行われた。
この大会は全日学でベスト16以上に入った選手と日学連強化委員推薦選手、各地区学連推薦選手、そして外国人留学生選手が出場し、リーグ戦を経て決勝トーナメントを戦う。
各リーグの2位までが決勝トーナメントに通過できるが、男子は留学生の出場選手が多く、最大6人の総当たりリーグもあった。

最終日は決勝トーナメント1回戦から決勝までほぼ休みなく試合が行われる。リーグ戦は5ゲームスマッチだが、決勝トーナメントは7ゲームスマッチになるので、かなりの体力戦だ。その中でリーグ戦で1敗を喫しながら、尻上がりに調子を上げた吉村和弘(愛知工業大)が優勝。得意のチキータからのバックハンドの連携は切れ味鋭く、台から下げられても後陣からレーザービームのような両ハンドで盛り返す。1回戦では松山、決勝では高見という愛工大の後輩の挑戦を退けて、優勝を掴み取った。

女子は新進気鋭の1年生・笹尾明日香(早稲田大)が接戦を次々にものにして優勝。持ち前の強烈なフォアハンドを軸に、バックハンドの緩急が武器だが、今大会はそれに加えて勝負度胸が光った。決勝はラリー能力の高い山本(中央大)に押されていたが、戦術を変えてフォアで強引に打っていった。レシーブからフォアで回り込んでツッツキ、ストップ、フリックを織り交ぜて、長いサービスには一撃のフォアで狙っていく。相手からの見え方を変えて、揺さぶるという戦術の広さを見せた。予選リーグでは山本が勝利していたが、再戦で見事なプレーだった。

結果は以下のとおり
男子
優勝:吉村和弘(愛知工業大)
準優勝:高見真己(愛知工業大)
3位:酒井明日翔(明治大)
4位:五十嵐史弥(早稲田大)

女子
優勝:笹尾明日香(早稲田大)
準優勝:山本笙子(中央大)
3位:森田彩音(中央大)
4位:李欣然(朝日大)

詳しい報道は卓球王国2月号(12月21日発売)に掲載予定
  • 切れ味鋭かった吉村のバックハンド

  • 笹尾の必殺技、フォアのバズーカードライブが炸裂