日本で初めて開催されたラグビーのワールドカップ。今までラグビーに興味がなかった人達をも熱く感動させてくれました。僕自身は実は父親が大のラグビー好きで、正月には秩父宮競技場に毛布をもって大学選手権大会に足を運んだりしておりました〜。
そんなラグビーワールドカップの決勝戦の日、高知県では卓球のマスターズ日本選手権大会が行われており、また時同じにして、僕は神奈川県は相模原市で行われましたシニアダブルスオープン大会参加させていただきました〜。
シニアの大会デビュー戦ですw
当たり前なのですが、会場をいくら見渡しても若い人が全くおりませんw。しかしながら皆元気はつらつ試合に向けて練習に励んでおりました。いやいや、ついこの間までは20〜30代だと思っていたのに、気がついたら自分ももう50代なんですね〜。20代、30代の皆さん、すぐですからね〜w。
今回の大会参加、実はマスターズに参戦しているため相方がいなくなった知人のK氏の臨時のパートナーとしての参加です。
ダブルスを組むパートナーとの合計年齢によって、90歳以上の部、110歳以上の部、120歳以上の部といった感じで各部に分かれての試合展開。
ヒラヤマはK氏と共に110歳以上の部に参加することになりました。そしてその前に混合ダブルスの試合もあり、K氏の知人の70代のOさんとペアーを組み120歳以上の部に参加することに。
実は混合ダブルスの大会に出場というのもほぼ初体験。
はじめてお会いしたOさんはカットマン。若かった頃は、ペン表の攻撃主体の選手だったようで、「カットマンといいつつも、すぐに打ってしまうんですよ〜w」とのこと。サービス、レシーブは早く回転がかかっており、とても70代とは思えない卓球です。
そんなOさんとの混合ダブルス。蓋をあけてみれば、予想通りに足を引っ張っているのは私ヒラヤマユウジです。
「大丈夫ですよ、次は入ります」と優しくOさんに声をかけてもらいつつも、ここぞというチャンスボールをミスります・涙。
いつもは若い人達に相手をしてもらっているために、スピード、パワーなどいろいろなものが微妙にスローなのかもしれませんが、うまい人ならすんなりと、ためを作ったりして調整するのでしょうが、そこは下手くそなヒラヤマユウジ、なかなか思うように調整できません・・・涙。
結局、予選のリーグ戦は負け越してしまい、下位トーナメントにまわることに。
会場に穴があったら隠れたい・・・そんな気分です。
気持ちを切り替え、下位トーナメントで上位を目指すことに。
試合を重ねるごとに、初めてペアーを組むOさんとの息も合ってきて、2ゲーム先取されてから3ゲーム取り返す試合展開、マッチポイントを握られてから4点連取での逆転勝利など、あらよあらよと気がついたら、下位トーナメントにて優勝してしまいました〜。
優勝も嬉しいですが、70代のOさんがとても嬉しそうにしていたのが、僕にはなんとも嬉しかったです〜。
そして優勝賞品は、なんと「タマゴ」
ヒラヤマ「えっ、ボールとか靴下とかじゃなくて、タマゴですか!?」
Oさん「あら、ヒラヤマさん、このタマゴ、相模原で有名なタマゴでとても美味しいのよ〜」
なるほど、確かに卓球用品よりも地産地消の美味しいものをいただける方が嬉しいですねw。
予選から含めて、ここまで6試合。下位トーナメントとはいえまさか、こんなに勝ち進むとは思っておりませんでした。そして、もうこの時点で下半身は笑いはじめ、腰には微妙な痛みが走っています。
しかし、ここからが本番のダブルスの試合です〜!
(マジか〜大汗)
気分的にはもう満足ですw。
そして始まったダブルスの試合では、なんと卓球教室を運営し、日本のトッププレイヤーであり、現在はTリーグでも活躍する森園美咲・政崇姉弟を育てあげた森薗パパとの対戦です。
おー、森薗政崇選手、お父さん似なんですね〜。しかもお父さんも左利きのプレイヤーです。
などと森薗パパを観察しているうちに試合はあっという間に終わっておりました・・・・汗。
いやいや、どこに飛んでくるかわからない、軽やかなスイングから生まれてくる低く沈むドライブに全く反応できませんでした・・・・。
森薗パパ「息子には、ヒラヤマさんとは激しい試合展開の末、勝ったと伝えておきますね〜」
ありがとうございます〜涙。
森薗家では、星一徹のような厳しい卓球指導という記事を何度か読んでいたので、もっと怖い方かと思っておりましたが、とても優しいお父さんでした。
卓球指導に関して厳しいというのは、若い選手にとって、上達するためには願ったり叶ったりといったところではないでしょうか。
そしてダブルスの決勝トーナメントに進んだ時の試合数はすでに10試合目。周りのシニアのプレイヤー達はバシバシと卓球をしていますが、もう僕の下半身は動きません・・・・・。
最後の試合も引き締まった試合展開。そしてジュースにもつれる緊迫した状態の中、僕の空振りによるサービスミスであっけなくTHE ENDです・大汗。
えっ今何が起こったの?とばかりに、パートナー、相手の選手達の目がそろって点になっておりました・・・・・。
パートナーのKさん、すみません・・・大汗。
何はともあれ、とても楽しいシニアデビュー戦(混合も含めて)となりました〜。
いやいやいくつになっても楽しめる卓球はラグビー以上に素晴らしいスポーツです。
そして自宅にて相模原のタマゴを美味しくいただきました〜!
ありがとうございました。