カテゴリー別アーカイブ: 卓球グッズ検証

特注アタック8 プレミアムテンション

アタック8のいやらしいまでの変化を残しつつ、モリストSPのように攻撃的でコントロールしやすいという特注アタック8があるという。

その名は「アタック8 プレミアムテンション」。アームストロング社の「W-α EX Xプレミアムテンション」などで使用している柔らかく反発力が高いプレミアムテンションのスポンジを使用した特注のアタック8だ。

そもそも僕が今使用しているアタック8もイエロースポンジ45度という特注品。

このラバーも従来のアタック8の1.2mmの粒から生まれるいやらしさを残しつつ、攻撃的な要素を備えたものでした。

とはいえ、やはりアタック8。他のアタック8より使いやすさを感じていたものの、モリストSPと比らべると攻撃力と安定感が違います。

その現在使用しているイエロースポンジ45度より安定しているというアタック8 プレミアムテンション。

試打する前からワクワクで、期待も膨らみます〜。

とりあえず一般に市販されている硬さ40度 厚さ:中、のL粒と比較してみることに。

今回、試打用に提供いただいたのはスポンジの「中」と「厚」。

ますスポンジの「厚」で試打してみることに。

一般的なアタック8と比較して、ボールが当たった時の衝撃をほとんど感じません。

プレミアムテンションスポンジは、35度という柔らかく反発力のあるスポンジのようで、食い込む感じでボールの衝撃が吸収されてしまいます。

同時に次の瞬間通常のアタック8よりボールが飛んでいくような感じがあります。

その軌道は通常のアタック8より山なりの弧を描いてふわぁ〜っと遠くに飛んでいく感じです。僕のえがいていたモリストSPに近いようなものではありませんが、従来のものより飛ばすことができるため攻撃しやすい感覚は十分あります。ただどちらかというと、カットマンなどが使用すると効果的なラバーに思えます。

次にスポンジ「中」の方を試打してみることに。

おーーーーーーっ
これは!と思わせる打球感!
(全然、説明になっていませんね・・汗)

パンパンと弾く感覚があり、なおかつ通常のアタック8よりコントロールしやすく、打ち返したボールの軌道も弧はえがいているものの、通常のアタック8やプレミアムテンションの「厚」よりは直線的にボールが飛びます。まさに僕が脳内でイメージしていたアタック8です!

モリストSPの弾道を直線的ととらえるなら、微妙に弧をえがくアタック8 プレミアムテンション「中」に、アタック8のいやらしさが残っているといった感じでしょうか。

そのため、モリストSPのスピードなどには劣るものの、今までのアタック8とはかなり異なったパワーを秘めた感じがします。

このプレミアムテンションのスポンジは、肉眼で目視できるほどスポンジ内のにある気泡が大きく、それによって生まれる反発力が従来のアタック8をよりパワフルにした感じにするのだと思います。

今回もヒラヤマ的クリエイター視点でまとめてみました〜w。
参考にしてみてください。

ちなみに今回試打した特注のアタック8プレミアムテンションは購入することも可能です。ラバーの色、スポンジの厚さなどバリエーションもありますが

前陣速攻タイプの方は薄、中、そしてカットマンなどには中、厚などがオススメかもしれません。

スポンジ自体に反発力があるため、より攻撃的なプレーをしたい方は薄をオススメ!と卓球アカデミーストリームの小川コーチが申しておりました。変化も強くなるようです。またスポンジを薄くするとより直接的になるものの、反発力はラケットに依存するため、より強く遠くに弾きたい人はカーボンなどの素材のラケットを使用するとよいかもしれませんね〜。

特注アタック8プレミアムテンション
定価5,600円(税別)だそうです。
卓球ショップなどからの注文になるのだと思います〜。

モリストSP VS アタック8

裏裏のラバーで長年に渡って卓球をし、3〜4年前からバック側を表ソフト(アタック8)に変えてから、いろいろな異質ラバーの面白さを楽しんでいます。今となっては、裏バックでショートの感覚すら全くありません・・・・汗。

そんなある日、知人から薦められてモリストSPを使用してみることに。
そう伊藤美誠選手が使っているニッタクのラバーです。

知人「ヒラヤマさんの卓球にはモリストSP合ってると思うけどな〜」

確か、アタック8を薦められた時も同じ事を言われました・・・・。

両方とも同じ表ソフトのラバーですが、アタック8は変化系、モリストSPはスピード系とそもそもラバーのスタイルが異なります。

「アタック8 モリストSP  比較」にて検索をかけてみると「表ソフトと言っても全く真逆な性質のラバーのため比較できないでしょう〜」的なコメントが多く見受けられます。

真逆な性質のラバーというのに両方とも僕に合っている?とはどういうことでしょうか???

さっそくアタック8ユーザーの僕がニッタクのモリストSPを入手して、試打してみることに〜!

試打をして真っ先に感じたのは、とにかく飛びます・・・・。そしてコントロールのしやすさ。はじめての使用なのに気持ち良く打てます。

相手の放った強打のドライブも非常にリターンしやすいと同時に、弾いたボールのスピードはアタック8とは比較にならないくらい速いです〜汗。
(限りなく素人卓球に近い僕がやりやすい!と感じるということは、本当にやりやすいんですw)

無論、伊藤選手の卓球レベルとは雲泥の次元のレベルですが
それでも、とにかく打っていて非常に気持ちのよいラバーです。

ブロックやストップはしやすく、それでもって自分からバンバン攻撃を仕掛けたくなってしまう、そんなラバーです。

試打に付き合ってくれた相方に感想も聞いてみることに

ヒラヤマ「結構このモリストSP使いやすかったんだけど、アタック8とこのモリストSPどちらの方が僕に合ってる思います?」

パートナー「確かにモリストSPの方がミスは少ないし、安定して返球しているように感じるけど、、、戻ってきたボールはこちらもアタック8に比べると打ちやすい感じがするな〜」

なんと僕も打ちやすいけど、相手にも打ちやすいボールが返球されているとのこと・・・・汗。
逆にアタック8はモリストSPに比べると僕も打ちにくいのですが、相手にとっても打ちにくいボールが出ているとのことです。

つまり伊藤選手のような天才的プレイヤーは含まずに、僕のような凡人プレイヤーがこのラバーを使うとなるとある程度のラリー戦を視野に入れた展開を考えなければならなそうですね・・・。

ちなみにアタック8で返球したボールはモリストSPと比較してスピードがなく、飛ばないため、相手選手の空振りなどのミスを誘ったり、ナックルや揺れるような変化があるため、強打するのが難しいボールが出たりします。さらに台上で2バウンドするストップなども出しやすいです。

そういった意味で、WEB上で「正反対のラバーで比較のしようがない」という比較書き込みが多いのもうなずけます。

つまりどちらのラバーが良いとか悪いとかではなく、自分が目指したい卓球スタイルが大切ということですね〜。

前陣速攻にて、フォアでもバックでもバンバン攻めたいタイプの人は、モリストSPかなりよいのではと思います。

そして緩急・変化を重視し、相手をペースを崩しつつチャンスにフォアで攻めるタイプの人にはアタック8なのでしょうか。

ちなみに、7枚合板とカーボンの2種類のラケットでそれぞれを試打してみましたが、ミスが少なく安定といった意味では、どちらのラバーも7枚合板の方が安定しておりました。カーボンの方がインパクトした後の鋭さとスピードが増さるといった感じです。毎日練習できる方ならカーボン素材で安定したプレーを実現できるかもしれませんね〜。

しかしながらアタック8ユーザーとしては、アタック8のいやらしさを残しつつ、少しでもモリストSPのようにコントロールができるラバーがあったらいいな〜などとついついないものよがりの欲が出てしまいます・・・。

いつもお世話になっている小川コーチとアームストロングの原田社長にさりげなく相談してみると、そんな夢のようなアタック8の特注版があるというではありませんか〜!

ということで、一部の選手のためにカスタマイズした特注版のアタック8を試打してみることに〜!

次回に続く・・・
>> 特注アタック8 プレミアムテンション

ロボポン1040大活用〜!

去年事務所に卓球の練習ができる環境を作り、はや1年半。自宅や職場に卓球台を購入しても、半年も経つと誰も使わなくなり、部屋の隅に卓球台が置かれているというケースは決して少なくないと思います。

卓球台は個人宅や小さな事務所などでは、やはり予想以上に大きいのと、移動するにもかなりの重さがあります。

この王国ブログで紹介した「自宅で卓球!」ブログ記事の卓球台はどうなっているかというと・・・・・。

なんと、現役バリバリで役立っておりますw。
(過去記事はこちらです)

やはり1/4サイズの組み合わせによる国際規格サイズの卓球台ということもあり、簡単に準備、移動ができるということがかなり大きなポイントでしょうか。

そしてその卓球台を活用すべく、今はなんと本格的な卓球マシン・三英さんのロボポン1040を使用しています〜。

いろいろなメーカーから出ている卓球マシンですが、今回僕がこのマシンの購入を決めたのかと、その活用法を綴りたいと思います〜。

■価格
まずは本格的な卓球マシンとしての必要な機能を備えつつの低価格。お財布に優しいというのは最優先事項ですw

■機能
ボールの発射口を回転させることで、上、下、斜め横など様々な角度の回転ボールを出すことが出来るというのは嬉しいですね。相手の斜め下回転の入ったサービスを想定したボールなどを出して、フリックやレシーブなどの練習には非常に役立ちます。

回転の強さや、バウンドさせる位置なども細かく調整が可能なので、自分が想定した状況での練習環境が作れます。但し、片側ローラーから押し出されての球出しになるため、ナックルボールなどは多分出せないと思います。

球の回転量、配球テンポ、首振りのスピードなどはコントローラーを使って行います。

まあ、機能に関していうならば、かなり本格的な練習ができると思います。詳しくは三英さんの公式サイトや、YOUTUBEなどにもテスト動画などが結構上がっていますので、そちらの方をぜひぜひチェックしてみてください。

■軽量・コンパクト
スペースがあれば話は別なのですが、事務所や自宅では卓球マシンの収納や置き場を考えなければなりません。そういった意味で、このロボポンは本格的な上、コンパクトなため、どこにでも収納できてしまいますw。また、本体は2.5kgと軽量なためどこにでも持って行けるというのも便利ですね〜。

ロボポン1040は付属のバスケットを装備してだいたい100〜150球くらいのボールでの連続練習できます。まあ、確かにそれでもよいのですが、マシン練習で100球はあっという間に終わります。

使用しているうちに、毎回バスケットに入っている球が切れたらボールの回収を行うという作業が面倒に・・・・・。

なんとか、ロボポン2040のようにネットでボールを回収してエンドレスで練習を継続したいところです。

そこで思いついたのは、ロボポン1040の金属のバスケット部分を外し、使用している卓球ネットのボールを回収する穴からロボポン1040の首とヘッドの部分だけを出し、ロボポン2040と同じような環境を作るということ。

打ったボールは自動的にボール回収穴に落ち、そのままロボポン1040に取り込まれていき一応エンドレスでの練習ができるように〜!!!

実はロボポン1040は、卓球台の上に置いてといった使用方法でのイメージが公式サイトにもあるのですが、この使い方をするとボールの配球口が卓球台より40cmくらいの高い位置になるため、かなりバウンドの高い球出しになってしまいます。

自分が上げてしまったボールを相手の選手が強打するという状況はありえますが、やはり一番やりたい練習は、相手の打ったボール位置が台上15〜20cmくらいの高さからくるサービスやレシーブ、そしてラリーのボールといった感じです。

なので、このネットから首だけ出ているロボポン1040は相手がサービスやドライブ打つようなほどよい高さからの球出しも可能にしてくれます〜。まさに一石二鳥です!

ロボポン1040を設置する台は、高さを自由に調整できる専用スタンドやロボキャディなどを使用するのがベストですが、予算がない人は高さを自由にコントロールできるプロジェクタースタンドなどを代用すると良いかもしれませんね〜。

さらには、回収ネットの左側や右側などに中央にある回収穴と同等の穴をあけることにより、台の中央からだけでなく、ストレートやクロスからのエンドレスでの球出し練習を可能にしてくれるようになります〜。

ちょっとした工夫やアイデアで効果的ないろいろな練習が可能になるというのが、このロボポン1040購入の決め手でした〜。

エンドレスで球が配球されると、いつまでもやってしまうので時間配分と腰痛には要注意です〜・苦笑

ロボポン1040かなりオススメです!

はじめての中国ラバー

このブログをはじめるまでは、卓球道具はほぼ固定の不動といった状態。ただでさえ練習する時間はそんなにとれないということもあり、ひとつの道具に徹底的に慣れる!というスタイルでした〜。

しかしながら、卓球王国さんとの絡みをはじめ、いろいろな道具を試す機会に恵まれてからは、「もっと自分に合ったラバーやラケットがあるかもしれない!!」とばかりに従来の不動スタイルからはほど遠い状態になってしまいました〜。

そんな日々がもう数年以上続いております。

でも、ようやくある程度自分のスタイルに合った道具というのがようやく見えてきたような気がしてまいりました〜!

特にラバーです。

やはり四六時中、道具を変えていては、ただでさえ下手くそな卓球の実力が全然上がりません・大汗。そろそろひとつの道具に的をしぼり、限られた時間の中で一生懸命練習したいという気持ちが高まります(つまり、試合で全然勝てない日が続いていると言うことです・・・・涙)

よーし、しばらくはこのラバーで頑張るぞ〜!と、2020年のオリンピックの年に合わせて気持ちを高めることに決めた矢先に耳元で聞こえる悪魔の囁き・・・・。

悪友A「ヒラヤマさんの卓球スタイルなら一度くらい中国ラバーも試してみたら?」

中国ラバーですか???

そういえば、今まで一度も中国ラバーは使ったことがありません。

そしてススメられた初めての中国ラバーはヤサカから発売されている「翔龍」。

中国ラバーと言えば、粘着ラバーが多く、ラバー自体が重く、しっかりと打てない人は使用しない方がよいといったイメージがあります。

WEBなどでも、中国ラバーが合う人、合わない人が二分化されている傾向があるようにも思えます。しかしこの翔龍は、初心者から中級者でも扱いやすいというラバー!(とあちらこちらのWEBにも書かれていましたw)

せっかく2020年の東京オリンピックに合わせて、このラバーで頑張るぞ〜!的なモードに入っていたのに、心がゆれてしまいます。

そして気がつけば、「翔龍」が手元に・・・苦笑。

弱粘着系でややテンション系ラバーという位置づけのような情報がWEBサイトに転がっておりました。

ということで、早速中国ラバーを試してみることに〜!

まず最初に打って感じたことは、最近の誰でもが簡単に回転がかけられるテンション系のラバーと比較すると、同じフォームでは簡単には回転がかけられません。

最近のテンション系は、しっかり打たずの手打ちだけでも、勝手に回転がかかり飛んでいってくれます。なので、練習をしていても、ついつい手打ちで、ラバーまかせての打ち方になっているような気がします。

そんな手打ち傾向の打ち方でなく、体全体を使って打つと、低く気持ちよい弾道のボールが出ます。まあ、そもそも僕はパワーがない非力タイプのプレイヤーなので、体全体で打たないと良いボールが打てません・苦笑。(最近はラバーのおかげで、手打ちでもそれなりに良い球が出るので、さぼっていました・・・・汗)

これを使いこなすには最近使用していたテンション系のラバーで打つ時のフォームをフォア打ちレベルから変えなければならない〜ということを直感しました〜。

そして、次に感じたのは、相手のドライブの重さを感じず、とても返球しやすいということ。

やはり若い男子のドライブなどは非常に重く、返球するために抑えて打っているつもりでも球の重さや回転におされ、オーバーミスをしてしまいます。

それがですね、、、、この「翔龍」、球におされるという感覚がほとんどないんです・・・不思議です〜!。その結果、返球というだけでなく、カウンタードライブやミート打ちのスマッシュが打ちやすいです〜!!!ガチテンション系のラバーと異なり、飛びすぎずというのがいいですね〜。(これが世の中の人にとっていいのかはわかりませんが、僕の卓球にはマッチいたします〜)

特にミート打ち、スマッシュ打ちの時はカキーンという、なんとも言えない金属音がたまりませんw。「あれ、ボール割れてるんじゃない?」と思ってしまう練習相手も出てくるほどですw。

これは本当にヤバいです!!!!

さらには、コントロールしやすく、球にスピードがあるように思えます。練習に付き合っていただいたパートナーには、「球は速いけど、いつもより球自体も重いです」とのコメントも・・・・。打っている本人的には球軽そうだな〜と思うのですが、受け手がいうので間違いありません・・・汗。

今回は翔龍の厚をカーボンに貼っての試打ですが、前陣速攻のミート系中心の僕にとっては、かなりそそられるラバーです。

弾道も低めです。

ガッツリのドライブのかけあいの展開は、後方からかけあうより、中前陣から早めのテンポでカウンターぽっくにリターンする攻め方が効果がありそうな気がします。なんというかドライブが気持ち良く沈みますw

カーボンではなく、合板などの木材ラケットの方がこのラバーは合うようなことがWEBに書かれていたので、ちょっと合板でも試してみることに。

ラケット自体は若干重くなりましたが、他の中国ラバーと比べるとこの翔龍は軽くラケットが重くなるということはなさそうです。合板での試打も、それなりに良い感じですが、僕の卓球にはカーボンでの使用があってそうです。

ここら辺は実際に打ち比べてみての好みかもしれませんね〜。

今回は中国ラバーもちょっと試してみたい〜という軽い感じでの試打だったのですが、、、、、、ちょっと本格的にこのラバーに慣れてみたいと思いました〜。表面が翔龍で裏面がアタック8のイエロー45度となると、なんかかなりイヤラシい卓球スタイル目指せそうな気がします〜。

価格も安いので、ミート打ちが多い前陣速攻系の方にはちょっとオススメです。

ヴェガ ツアーどうよ?

相変わらず手首と肘には湿布とサポーターを巻きつつ、昨年末からの手首の痛みもだいぶよくなり、卓球の練習を少しずつ再開しているヒラヤマです。

卓球をやれるという喜びもあるのですが、卓球によって大人になっても体力を持続できるのは嬉しい限りです。

ちょっと練習していなかっただけで、下半身がすぐになまってしまいますよね。ここのところは階段の上り下りが辛いくらいの筋肉痛になっています。

さてさて、そんな状態でちょっと遅れてしまいましたが、昨年末王国の「ヴェガ ツアー」のモニター募集に運良く当選してのヒラヤマユウジ的な検証報告を今回させていただきます〜。

僕自身、王国編集部からのオススメで長年に渡り「Vega」シリーズいろいろと使ってまいりました。そして一番使用しているのが「ヴェガ ヨーロッパ」。台上のプレイをはじめ、全てのプレーが安定していて、初心者から中級者にはとても扱いやすい裏ラバーというイメージがあります。

そして今回の「ヴェガ ツアー」、サイクロイド技術によるヴェガシリーズの最上位ラバーとメーカーさんでうたっているので、検証がとても楽しみです。

で、いきなりですが結果から入らせていただくと

今まで長年お世話になってきたヴェガ ヨーロッパは、もう使わないっと断言できるほど、ヴェガ ツアーはスゴかった。

ヨーロッパと比較するなら、ヨーロッパ同等に安定したプレーを可能にしつつ、打った時のスピードとボールの伸びがパワーアップした感じです。そしてメーカーもうたっている「低い弾道」というのが、初中級レベルのクリエイターの僕でも一目瞭然でわかります。

とにかく低い。
低くてスピードあるボールは攻撃力として非常に嬉しい限りです。

僕の卓球スタイルは前陣速攻で、早い打球点でパンパンとボールをミート、スマッシュする卓球なのですが、そのスマッシュのスピードが速いというのがよくわかります。

また僕もそうですが、この手のスタイルの選手は試合中にあまりドライブを使わず、ドライブもそんなに上手くなかったりします・苦笑。

まあ、打球点のタイミングが違うというのがありますが、個人的の感想ではヨーロッパ以上にラバーの力でよい感じでドライブを入ってくれるという印象を持ちました。

ヴェガシリーズ、特にヨーロッパを使用している人にはぜひ試してもらいたいラバーです。
ラバーの力でワンランク上の卓球をすることができると思いますよ〜。
(あっ、自分でした!苦笑)

ヤサカのボール

38mmから40mm、セルボールからプラボールとボールに関してのレギュレーションが変わり、その当時はその微妙な変化にあーだ、こーだとあちらこちらで検証が行われましたが、今となってはもう当たり前のように40mmのプラボールを使用しちゃっていますよねw。

日本では卓球のボールと言えば「ニッタク」と言わんばかりに、関東に住む僕の周りではニッタク球の使用率がかなり高いです。そして関西では「TSP」の使用が多いとの話を聞きます。

普段の練習で使用するのは主にこの2つのメーカーが多いのかもしれません。あとは皆さんの参加される大会での使用球に合わせて、ニッタク、TSP、そしてバタフライといった感じで大会前に使用球にて練習をしたりするのでしょうか。(ちなみに、2018年のラスベガスでのベテラン卓球ではJOOLAが使用されました)

まあ、メーカーによって、打球感の重さ、回転のかけやすさなど微妙に異なってくるのですが、一般消費者の僕が気になっているのは
やはりボールの価格です。

まあ、それでも僕のような個人レベルではそうでもないですが、やはり部活、サークル、スクールといったところで多球練習や大量にボールを使用するところでは、予算や経費は少しでも抑えたいとういのが正直なところです。

とはいえ、安ければどんなボールでも良いかというと決してそういうわけにはいきません。

そんな中、最近すすめられたのが「ヤサカ」のボール。

僕にとってヤサカといえばマークⅤ。中学生時代にタキネスと同じくらい使っていました〜。しかしながらヤサカというメーカーからボールというイメージは全く浮かんできません・・・・・。

今までいろいろなメーカーのボールを使っていましたがヤサカのボールは人生で一度も使ったことがありませんでした・・大汗。(スミマセン〜!)

でも僕だけでなく、日本で卓球している人でヤサカのボールを使ったことのある人はそんなに多くいないのではないでしょうか〜!

とりあえず、試しに打ってみたところ
「あれれ、いいんじゃない〜♪」
といった感想に。

いやいや、正直悪くないです。

知り合いのコーチ曰く「ニッタクのJトップ並みかもね」との一言。

そして気になる価格も1球あたり約50円。
(2019年1月現在にて、1スターのものも同じような価格にて販売しているみたいです)

ということで、その価格につられ、とりあえず120球ほど入手し、マシン用のトレーニングボールと普段使いの練習ボールとして使用してみることに。さらには、卓球仲間などにこのヤサカのボールを練習や練習試合で使用してもらい感想を聞かせてもらったところ

・練習ボールとしては全く問題ない
・回転もニッタクみたいな感じでかかる
・打球感がよい
・悪くない
・打球感が重い

といった意見が多く

・色がニッタクのものより白くて嫌だ!

というニッチな意見もありましたw。

結果、トレーニングボールとしては全然ありです!というのが皆さんの意見でした。

そしてもうひとつ気にしなくてはいけないのが、ボールの割れやすさ(耐久性)という部分。

現在約1ヵ月使用し、割れたボールは2個。ボールの寿命というよりは、品質レベルの確率だと思います。

基本的に僕はスマッシュを前陣でバシバシ打つタイプの卓球スタイルなのですが、ヒラヤマ的には問題なく使用できています。というか、コストパフォーマンスは高い気がします。

まだ1ヵ月しか使用してないので、耐久性に関しては何とも言えない部分ありますが、以前使用していたトレボールより割れにくい感じがします。(WEBなどでもそのようなコメントが多々見受けられました)

部活やスクールなどでの練習ボールの選択肢に加えてもよいかもしれませんね〜。

特注アタック8 【45度スーパーイエロー】

先日までの様々なラバー検証にて、すっかり手首と肘を痛めてしまったヒラヤマですが、

「練習や試合で手首痛めるとかならわかりますけど、検証で痛めるってありえないですよね〜笑」と心にまで追い打ちをかけてくる王国担当編集者の高部氏。確かにありえませんよね・・・汗。

実は先日のKO Proの検証の後に、異質ラバーのエキスパートともいうべき、卓球アカデミー・ストリームの小川先生が「せっかくなのでいろいろと試してみませんか〜」と様々なメーカーのアンチ、粒高、表ソフトなどを試打させていただきました。皆さんもそうだと思いますが、やはりいろいろなラバーを試してみないと自分に合っているかどうかわかりません。

おー、このラバーはこんな感じなんですね〜などと小川先生と軽くオールラウンドをしつつ、僕のプレースタイルを見ていただくこと15分。
小川先生「ちょっと待ってて・・・」とアカデミーの事務室から1枚のラバーを持って戻ってきました。

アタック8 スーパーイエロー

なんとそれは見たこともない
黄色いスポンジのアタック8〜!

小川先生「これアームストロングのベクターの45度のスーパーイエローのスポンジをアタック8に貼ってもらった特注品なんです。多分、ヒラヤマさんのプレースタイルには合うと思います」

【ヒラヤマスタイル】
台にへばりついて、全く下がらないバタバタ卓球の前陣速攻。バック面に表ソフトをはり、台上にて変化プレーでしのぐものの、バックハンドでの攻撃にイマイチ自信をもてない人のスタイルのこと。

アタック8ユーザーの方はご存じかもしれませんが、アタック8は一般的に店頭に販売されているのは硬度40度のスポンジで、その他にこのブログでも紹介させていただいた41度、43度、48度、53度というのがアタック8のスポンジ硬度のラインナップ。

45度というのは基本存在しません。

無論、現行のカタログにも、アームストロングのWEBサイトにものっていません。

僕自身は昨年より48度の硬めのアタック8を使用しているのですが、48度の魅力はなんといってもストップ。台上で2バウンドするストップや、フワフワとした遅めのストップで相手の打つタイミングをずらすというのにとても効果的でした。

しかしながら、それなりにパワーがないとパンパンといった相手のコートに突き刺すようなボールをなかなか出すことができない〜!という部分も多々ありました。

逆に40度〜43度では、突き刺すようなボールは出しやすいのですが、台上で2バウンドといった死んだ球を出すのが48〜53度のように楽ではありません・・・。

そんな中間的な硬度45度の特注アタック8は、ベクターのスポンジというのも影響しているのかもしれませんが、従来のアタック8の変化を残しつつ、48度のように止まり、そして48度より攻撃しやすいです。(非力の僕が言うのですから、うまい人が使ったらかなりすごい武器になるのではないでしょうか)

アタック8 45度 スーパーイエロー

早速、メーカーのアームストロングに問い合わせてみると、なんと特注にて一般販売も可能だそうです〜。
(メーカー小売り希望価格4700円(税別)だそうです〜)

なんか一般に販売されていない特注というだけで、嬉しくなってしまうのは僕だけでしょうか・・・苦笑。
(それだけで、強くなった気になれますw。)

ちょっと硬めのアタック8を使用していて、もっと楽に攻撃したい!と思っている方や、通常のアタック8で、もっとストップを止めたい、ボールの威力を殺したいと思っている方は試す価値がありありの1枚です。

興味のある方はぜひアームストロングにお問い合わせみてください〜!。
(店頭経由での注文も可能だそうです)

あっ、商品名はアタック8 特注45度スーパーイエローです!
※粒の大きさ、スポンジの厚さなども確認くださいね〜

半粒ラバー K.O. Pro検証 その3

クリエイターの僕ではこのラバーの検証にも限界があるため、表・粒・アンチなどの異質ラバーに詳しい卓球アカデミーストリームの小川先生に協力していただくことに。(ついでに前回このブログで検証したKillerも再検証〜!)

アカデミーを運営する小川先生、アタック8のアームストロングのラバーをはじめ、今回のDr. Neubauerのラバーなどもいろいろと検証しているらしいのですが、このKO Proは初めてのこと(というより、まだ日本国内で販売されておりません・・・汗)

そしてラケットを手に取ると、いきなり計測器を取り出し、粒の大きさをチェック。(先生、マニアックですね・・・さすがです)

小川先生「アタック8とのL粒より、若干小さいけどほぼ同じですね。でも粒が柔らかいですね」

そして早速マシン相手に試打を開始。

そして最初に出た一言が「思ったより使い辛くはないけれど、飛ばない!ですね。これはしっかり振れないと飛ばないラバーです」
小川先生が打った球が次々にネットにかかります。

小川先生「Dr. Neubauerのラバーはプロというのが商品名に記載されたものは、基本スポンジがさらに硬くなります。なので、それなりに力がないとこのラバーを使いこなすのは難しいかもしれないですね。KOの方がまだスポンジも柔らかく、このラバーよりは飛ぶと思います。」

やはりドイツメーカーのラバーということもあり、基本力(パワー)のある男性選手を想定して作られているため、日本人選手には不向きなのでしょうか。


パッケージもメチャクチャ男性的ですしね・・・汗。

小川先生「ただ一般的な粒高よりはコントロールしやすいし、下回転なども気にしないで打てるので、しっかりと振れる人で、粒高から変更するのはありかもしれません。逆に表を使っている人には難しいかもしれませんね」

僕のように使用した時に「うわ〜、これ面白い。ちょっと頑張って使ってみようかな〜」といった姿勢があれば、徹底的に練習をして、ラバーに慣れていくということも考えられそうですが、アタック8に慣れるため以上の険しい道が待っていそうです・・・。

せっかくなのでDr. NeubauerのKillerも検証していただくこと。

小川先生「おー、これはKO Proと違い安定していて打ちやすいです。アタック8よりも弾みます」

実は僕もKillerとKO Proをここ3ヵ月以上使ってみて、Killerの方がいろいろとプレイの可能性があるのではと思い始めておりました・・・。

小川先生「あとナックルとか攻撃とかいろいろな可能性はありそうですが、両方に共通してアタック8のようなふらつくような変化が少ないかもしれないです。そういった意味では扱いずらさはあるけれど、その見返りが少ない感じがします。」

ヒラヤマ「どういったプレイヤーにオススメですかね?」
小川先生「うーん、わかりません・・・・汗」

先生〜!

いろいろな異質ラバーの検証を行っている小川先生にも「?」マークをつけさせたKO Pro。

3回に渡る検証結果をまとめてみると

・KOよりもスポンジが硬く、コントロールしにくくなったがスピードが出る
・しっかりとラケットを振ることのできるパワーが必要
・変化はさほどない
・下回転、サービス回転などに全く影響されず攻撃できる
・ドライブマン相手にはメリット大

といった感じです。特に4番目の回転に影響されないというところが僕が数カ月にわたり検証している中では大きかったです。うまい選手だと試合で、サービスの回転がわからなかったりしてレシーブミスや甘いレシーブになってしまう事がありますが、そんな時にもリターンエースがとれるスピーディーな攻撃的レシーブを様々なシーンで演出してくれました。

それと対ドライブマンのドライブに対して、突き刺すような早いナックルでのリターンは効果的でした。

表や粒高でもっと攻撃的なプレーを増やしてみたいという方にはKO Pro使ってみてはいかがでしょうか。(今回検証していませんが、日本人にはKOの方があっているかもしれません)まずは、国内ですでに販売されているKOからスタートですかね・・・。

この3ヵ月に渡りの検証で僕はなんと手首と肘を痛めてしまいました〜!涙。今まで一度たりとも卓球で身体を痛めるということはなかったのですが、手首はかなりきています・・・・。やはり検証はほどほどにですかね〜汗。

半粒ラバー K.O. Pro検証 その2

前回からの続きで、KO Proを徹底検証〜!
ということで、このラバーを使用すること1ヵ月。

このラバーにだいぶ慣れてきたと同時に、本来のアタック8の貼ってある自分のラケットではボールがうまく打つことができなくなってしましました〜!大汗。

なにわともあれ、このKO Proは打っていて面白い。
しっかりと面を作れればブロック、プッシュ、スマッシュ、ドライブと早く微妙な変化をもたらす返球ができます。(しっかり面を作れれば・・・です・苦笑)しかも相手の強打の重さを感じません・・・。通常の粒高よりコントロールしやすいというのもあるのかもしれません。

特に面白いと思ったのが、相手の回転に影響されにくいラバーのため、横回転の時に、通常左回転の球に対しては右回転をかけて返球するのですが、あえて左回転に左回転をかけて返球するととんでもない返球になり、一体ボールにどんな回転がかかっているのか自分自身も混乱してきますw


そして、このラバーで打った球の特徴としては、相手コートでバウンドしてからの伸びるような軌道です。打ったボール自体がスライスしているような感じなので、伸びているように感じるのかもしれませんね〜。

なので、低い打球の球をパチンと弾くのはアタック8などより難しいと感じました〜。

そして今回は地元でいろいろな方の協力をいただき、いざ練習試合を行いこのラバーの効果を検証。

基本的に僕は前陣速攻というスタイルで前にへばりついてプレーするタイプなのですが、対ドライブマン系選手へのこのKO Proの与える効果は絶大でした〜!

変化そのものはアタック8の方がなんとも言えないイヤラシいボールなのですが、パチンと弾いた時のスピードと相手のドライブによって生まれるこちらからの逆回転(つまり下回転)で振り遅れるか、ツッツキなどでつないで返球するかといった状態に追い込まれておりました。アタック8を使用しての時より、皆やりにくそう感がプンプンしておりましたw。

しかしながら、スマッシュ、面打ちを中心とした前陣速攻タイプの選手との対戦ではなかなか辛いものがありました・涙。特に下回転をかけられた時やナックル系のボールでせめられた時の対応がしっかりできないと、パンパン気持ちよく打ち込まれてしまいます・・・。

もうサンドバッグ状態でした〜!
悔しい〜!

(そもそも1ヵ月くらいのマシンを使ったクリエイターごときの練習で、このラバーを使いこなせる訳はありません・・・)

サンドバッグ状態でありましたが、それでも可能性と楽しさをヒシヒシと感じさせてくれるラバーではありました。

あくまでも僕個人的な感想ですが、世の中の人が皆ドライブマンだったら、迷わずこのラバーを極めると思いますw。

次回は、ちゃんとした外部のエキスパートの方を呼んで検証したいと思います〜。

Be continued…..

半粒ラバー K.O. Pro検証 その1

前回のDr.NeubaureのKillerに続いて、今回は同メーカーのKO Proの検証です。
KO Proは2018年12月現在において国内にて販売されていないようですが、KOは販売されております。

そしてこのDr.NeubaureのKillerとKOは、JOC エリートアカデミー所属の木原美悠選手がバック面にて使用しているラバーでもあります。全中のタイトルをとったときは、バック面にkillerを使用していたようです。(多分・・・汗)

アタック8のL粒、Killer、そしてKO Proを比較してみると、アタック8のL粒より、KillerとKO Proの粒の大きさが若干小さく、KillerとKO Proの粒の大きさはほぼ同じ大きさといった感じです。そして粒の高さはアタック8とKillerはほぼ同じの1.2mmに対して、KO Proは1.4〜1.5mmくらい。この数字からもわかるように、KO Proは限りなく粒高に近い表ソフトなのでしょうか。よくいうところの半粒です。

実際に指で粒を触ってみると、柔らかさはKO Pro、Killer、アタック8の順なのですが、KO Proの柔らかさは一般的な粒高よりは硬いといった感じです。

それにしても、一般的にはアタック8ですら、表ソフトとしては特殊な感じなのに、このKO ProとKillerはその上をいく感じのラバーです。

ラケット上でポンポンとラケットで打ってみた時のボールの弾みは、スポンジの厚さは1.8mmという状態(アタック8は硬さ:48を使用)にては、KO Pro、Killer、アタック8の順で、KO Proが一番弾みます。普段アタック8を使っている僕にとってKillerはさらなるスピードと変化を感じましたが、K.O. Proは半粒といいつつも、表ソフトとの扱いが全然違います。やはり粒高よりの感覚で使う必要がありますね〜汗。

マシンを使って実際に打ってみると、弾道が非常に直線的で早いです。自分の力を使わずに、するどいリターンが可能になります。が、その面を作るのは決して楽ではありませんね・汗。やはりそれなりの練習は絶対必要です。

アタック8を使い始めた時もまさにそんな感じでしたね・・・汗。

アタック8で40〜53のスポンジの微妙な硬さを検証した時は、その微妙な違いの中で自分のプレイスタイルに合っているものをといった感じで検証していましたが、KillerやKO Proは使い方のスタイルが違います。

アタック8で出せるような、台上で2バウンドするようなブロックは、KO Proでは簡単には出せません・汗。その代わりに力を使わず(=大きなスイングが不要)で早くするどいリターンができるのがKO Proといった感じでしょうか。

Be continued…

Page 3 of 41234