東北弁は離れて今度は近所のコミュニティーセンターの規則についてだ。以前も書いたことがあるが、ここの管理人は水道の元栓を閉めるように使用者に強要する。水を出しっ放しないようにとのことだ。蛇口を閉めればよさそうなものだが、それだと忘れる人がいるからだそうだ。それを忘れるほどの人がなぜ元栓は忘れずに閉めるのか理解に苦しむが、こういうことを言う人にわかってもらう方法はないような気がする。
ここにはもう一つのルールがある。玄関の鍵が実は郵便ポストに入れてあって、その郵便ポストのダイヤル式の番号を使用者だけが教えてもらっている。館が閉まっているときにはそこから自分で鍵を取り出して玄関を開けることになっている。そして、館を開けたらただちに鍵をポストに戻すことがルールになっているのだ。たぶん、鍵がどこにあるかわからなくなることを防ぐためだと思うが、なんとこのとき、郵便ポストのダイヤルは閉めなくてもお咎めなしなのだ。だから、日中は開きっぱなしの郵便ポストに鍵が入っていることになる。それどころか、その郵便ポストのダイヤル式の番号が、なんとデカデカと見えるところに書いてあるのだ。
理由は聞かなくてもわかる。「忘れたときのため」だろう(笑)。