月別アーカイブ: 12月 2013

第27回東南アジアオリンピック ミヤンマー

27th SEA Games Myanmar

現在ミヤンマーで東南アジアオリンピックが開催されています。

東南アジア各国にとって、非常に重要なスポーツ大会です。

卓球競技は12月16日から21日まで開催されました。

以前はダブルスも含め団体、シングルスと行われていましたが、今回から競技人数縮小の為、団体戦とシングルスのみ開催されました。

結果

男子団体戦

優勝 シンガポール。2位 タイ。3位 マレーシア、ベトナム。

女子団体戦

優勝 シンガポール。2 位タイ。3位 マレーシア、ベトナム。

男子シングルス

優勝 ジャン健(シンガポール)

2位 LE TIEN DAT(ベトナム)

3位 GONZALES RICHARD(フィリピン)、CHEW ZHEYU CLARENCE(シンガポール)

女子シングルス

優勝 ユー・モンユ(シンガポール)

2位 LI SIYUN ISABELLA(シンガポール)

3位 BEH LEE WEI(マレーシア)、MAI HOANG MY TRANG(ベトナム)

やはりシンガポールが跳びぬけて強く、全ての種目で優勝しました。

シングルスは各国代表2名で4ブロック、4,5人でのリーグ戦後、1位のみ準決勝に上がれる試合方式の為、組合せの抽選が非常に重要になります。(シンガポールのブロックに入ると勝てないため。)

今回はシンガポール、他国に気を使い、帰化選手と、生粋のシンガポール選手でシングルスをエントリーした様です。

それでも強いのですが、以前は男子、ガオニン、ヤンツー。女子、馮天薇、王越古でしたから、まわりの東南アジア各国から非難の声が上がっておりました。

本日の午前中卓球競技が終了し、まだ情報が少ないのですが、男子シングルス決勝の動画がありましたのでご紹介いたします。

日越40周年、ベトナム人の感想。

以前行われた日越40周年記念事業の感想をアップしたいと思います。

2013年は日本とベトナムとの間で1973年に外交関係を樹立してから40周年にあたります。本年度は6年連続で参加しているホーチミンゴールデンラケット大会の前、2日間にわたり日越友好年40周年の記念事業として3時間の卓球技術講習会、及び2コマの合同練習会を開催いたしました。

この記念事業には、在ホーチミン日本国領事館、JICA,財団法人日本卓球協会、ホーチミン市文化観光スポーツ局が後援をして頂き、当日は多くのテレビ局や新聞社が取材に訪れました。

参加者は、日本高体連選抜チーム11名とベトナム卓球関係者、約100名。講師は河野正和氏(上宮高校)。合同練習時にベトナム選手の特徴を観察したうえで、世界基準に足りない技術を軸に講習会は進められていきました。特に打球点の位置取り、細かな足の使い方、サーブ、レシーブを軸に講習会が行われました。

練習方法や技術説明を交えながらの練習だったため比較的軽めの練習内容でしたが、密度が濃かった為ほとんどのベトナム選手が体力的に疲れてしまいました。技術だけでなく練習密度といった点でもベトナム側には学ぶべき点が多かったようです。

ベトナム国内でこのような技術講習会が行われたことがあまりなく、当初参加者のほとんどが戸惑っていましたが、講師の巧みな組み立てにより2時間の予定が1時間以上延長して終了いたしました。

(動画を使って説明する河野先生)

ホーチミン選抜チームのコーチたちより感想が届いているのでここに掲載いたします。

 

今回このような機会を作っていただき非常に感謝いたします。まず私たちが感じたことは日本の選手たちは高校生なのに規律がしっかりしており、卓球に対する意識が非常に高いことを感じました。またベトナムの選手一人一人に、アドバイスを頂き非常に参考になりました。今回の講習会で教えていただいたことはベトナム人の知らないことばかりだったので今後の選手育成に役立てていきたいと思っております。

・日本の選手に比べベトナムの選手は切り返しが上手く出来ておらず、今後フォアでもバックでも速い打球点で打球できるよう練習する。

・フットワークにおいて、各位置での足の使い方が良くわかったので今後の練習に取り入れていく。

・練習時のコースの打球場所がバックサイドに集まっている為、ミドルやフォア等、色々なコースに打球するよう練習に取り入れる。

・サーブに対する概念がよくわかり、練習方法等も良くわかったので今後はサーブ練習の時間を増やし、サーブ力をアップさせる。

 

今回の講習会はベトナムにとって非常に良いものでした。来年度も試合と合わせて、ぜひまた合同練習、技術講習会を開催していただき、今後も卓球を通じて交流を深めていきたいと思っております。