5月15日から23日までハノイの隣の省、ハイズン省で全国大会が開催されました。
参加人数は男子72名、女子52名、男子17チーム、女子14チームで行われました。
1週間で団体、各ダブルス、シングルスが行われますが、日本のように各都道府県の予選はなく、参加者は省などのチームから選ばれた選手が出場します。
そのため選手、関係者はほとんど顔見知りの為、毎年同じようなメンバーで開催されているのが実情です。
設置台は8台、朝8時、午後2時、夜7時とタイムテーブルが組まれています。
開幕戦後の団体戦、団体戦決勝、シングルス決勝と3回のテレビ中継が入りました。写真は男子決勝の様子です。連日沢山の客さんが見に来ていました。
チャン選手。2006年に初優勝して以来、女子シングルスで11回優勝しています。今年も団体戦、シングルス、女子ダブルスで優勝しました。
Quynh選手とTu選手。男子ダブルス優勝。二人とも以前行われた関東学生の合宿参加しています。
女子団体優勝のペトロセスコホーチミンと2位のホーチミンチーム。
10年以上、全国大会を観戦していますが、毎年レベルが下がっているような気がしてなりません。
試合内容も圧倒的にバック前やミドル前の短いサーブをストップしてからの展開が多く、世界選手権等の試合展開と全く違います。サーブも上手い選手があまりいません。
各チームのコーチたちと沢山話し合いをしましたが、卓球人口の減少とレベルの低下に悩んでいました。
スポーツ選手は給料が少ないから親が卓球をやらせないと。私はいつも、スポーツ選手はどの国も世界で結果を出せないとお金など入ってこないというのですが、難しいところです。
今週末からドイツの世界選手権です。
ベトナムからはおかげさまで、男女2名づつの選手が参加できることになりました。
予選を抜けて日本選手等出場するトーナメントまで勝ち上がることができると良いのですが。
現地で頑張ってサポートしたいと思います。