報告書 小道野 結 (早稲田大学2年)

今回、関東学生卓球連盟海外強化合宿に参加させていただき、私にとってとても貴重な経験となりました。ベトナムでは、大きな環境の違いに多少戸惑う部分もありましたが、多くの方々のサポートのおかげで充実した合宿にすることができました。

(写真は2011年ゴールデンラケット大会で女子団体優勝した時のものです。)

向こうでの練習メニューはハードでしたが、とても内容の濃い、質の高い練習をすることができました。伊藤誠さんの講習の元で行われた練習は主にフットワーク中心でしたが、その中でも「決められるボールを打つこと・打点を高く・安定性」という課題が提示され、それを意識しながらの練習はとても難しかったです。特に印象に残っているのは、最終的にいかに楽をして良いボールを打つかということです。私は普段、フォームや体のバランスなどを考え、一生懸命振ることを考えて練習してきました。ですが、逆に力が入りすぎてしまい、良いボールを打つことができていないとわかりました。なので、私にとって大きく視野を広げることができ、さまざまな練習が大きな刺激となりました。

ベトナムの選手とも試合をする機会があり、そこでも多くのことを感じました。ベトナムの選手はパワーや回転量が優れていますが、スピードがなく、細かい技術は日本の選手よりも劣っています。なので台上での技術や早いリターンで崩すことができれば優位に試合展開を運ぶことができました。また、サーブの技術は日本の選手のほうが優れていると感じました。ですが私の場合パワーがないので、ラリーの際に中陣でゆっくり返球されると打たされる展開になり、ミスが出てしまいます。そこが大きな課題だと感じたので、母校に帰って課題克服に取り組みたいと思います。また、試合で「小柄で強いボールが打てない選手は、どのように強いボールに見せるかを考える」というアドバイスをいただき、そういう考え方もあるのかととても勉強になりました。

今回のベトナム遠征を行うにあたり、監督として全体の練習の管理をしていただいた伊藤誠さん、試合でのアドバイスやサポートをしていただいた小笠原さん、ベトナムの富岡さん、学連の長田さん、観光でお世話になったホアさん、ベトナムの選手のみなさん、そして一緒に行動してくれた日本の選手のみなさんに感謝したいです。たくさんの方々の支えがあってこの合宿を行うことができたことを忘れず、この合宿で得たことを今後に生かしていきたいです。また、このような合宿に参加できるよう、さらなる競技力向上を目指して日々精進していきたいと思います。本当にありがとうございました

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