女子はシングルスで劉詩雯が悲願の初優勝。
09年横浜大会で3位に入り、その後、常にベスト4に入り続けた選手がついに頂点に立ちました。
コート脇で少しもらい泣きしてしまいました。
いつも涙で終わる、劉詩雯の世界戦ストーリー
今年は嬉し涙。そして晴れやかな笑顔が見れました
彼女は用具の変遷があります
バタフライ契約時に彼女のモデルでもある『劉詩雯』(のちに劉詩雯ZLFと名称変更)が発売。
男女問わず人気があり、特に前陣ドライブ型に愛用されていました。現在はバタフライと契約はしていませんので、廃番になっています。
このラケットは名品なので、現在持っている方は大事にされたほうが良いでしょう。
劉詩雯はラケットをその後、カーボネード45(スティガ)に変更。しかし、この期間はあまり長くなく、すぐにバタフライの特注ラケットにしています。
今大会もバタフライの特注を使っていました。
仕様はわかりませんが、見た目はビスカリアのグリップですが、中身はインナーフォース系と推測されます。
※写真で接写したんですが、見当たりません。見つけ次第紹介します
ラバーは長くフォアにキョウヒョウ、バックにテナジー05を貼っていましたが、
劉国梁監督の指示により、バック面もキョウヒョウに変更
これは馬龍と同じく、実力がありながらずっと世界選手権で勝てなかったため、用具の変更で何かを変わるかもしれないと、「バック面も粘着ラバーに変更」したようです
そして今大会ではバック側をディグニクス05に変更
バックハンドの精度・深さ・押し返しが素晴らしかったです
何かを変えるために用具を変える
用具を変えただけで卓球がうまくなるわけではありませんが、ひとつのきっかけになったのかなと。
優勝インタビューでは「私は優勝するに値する選手だと思っていましたが、それが少し遅かっただけ」と語っています。
自分の技術に自信があったからこそ、技術以外のところに変化を求めたかもしれません。
編集部:ゆう
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