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中国リポート

馬龍と許シンは引退を否定。「現役続行の決心が固まった」(馬龍)

世界選手権ヒューストン大会(個人戦)に出場しないことが発表された、前回シングルス王者の馬龍と劉詩ウェン、そして混合ダブルスチャンピオンの許シン。馬龍は2006年大会からの世界選手権への連続出場が14大会で途切れ、劉詩ウェンと許シンも11大会で途切れることになった。

馬龍はヒューストン大会の欠場を、自らコーチ陣に申し出たとSNS(微博)で明かしている。「コロナ禍の影響でオリンピック、全中国運動会、世界選手権個人戦が半年の間に開催される。33歳のプレーヤーとして、大会に向けて的を絞った体力トレーニングやそこからの回復など、より長期的な競技計画が重要になる。今回は自分から、チームに帯同しないことをコーチ陣に申し出て、理解と支持を得ることができた」(馬龍)。

一方で、馬龍は「オリンピック後に全中国運動会と超級リーグに出場して、またたくさんの観客の前でプレーすることができて幸せだった」とも語っている。「これからも卓球台の前に立ち続けていきたいと強く思うようになった。決心が固まったんだ」(馬龍)。世界戦欠場は残念だが、現役続行は馬龍ファンにとっては朗報だ。

 

フォアハンド主戦型から前陣両ハンド型へのモデルチェンジによって、馬龍は中国史上最も息の長いプレーヤーへと変身した

 

また、前回女王の劉詩ウェンも「東京オリンピックに向けた5年間の準備と大会を経て、心身ともにしばらくの調整が必要。今大会は自らの意志でチームには帯同しません。しばらくの調整期間を経て、より良い状態でコートに戻りたい」とSNSで発信している。

 

東京オリンピックの混合ダブルスでプレーする劉詩ウェン。世界戦の連続出場は11でストップ

 

馬龍・劉詩ウェンとは違い、許シンは欠場の理由について「家族との時間を大切にしたい」とSNSで述べている。許シンの奥さんは元世界代表の姚彦。お母さんによく似た息子さんに続いて、9月24日に娘さんが生まれたばかりだ。それは全中国運動会の混合ダブルス決勝で、許シン/劉詩ウェンが初優勝を果たした日だった。

「息子は今年2歳になるけど、誕生日を一緒に過ごすことができていないし、下の妹が生まれた時にも立ち会えなかった。妻が子どもたちを身籠っている時にも、一緒にいてあげられなかったし、家族には大きな『借り』がある。同時に家族はぼくにとって、コートで戦ううえでの最大のモチベーションでもある。オリンピックと全中国運動会、超級リーグが終わり、今は家族と過ごす時間を作ることができる。それは今、ぼくが一番やりたいことなんだ。卓球を除いてね」(許シン)。

許シンは投稿の最後に、こんなひと言を添えている。「Ps:没有要退役(引退はしないよ)」。彼らの現役続行が国内大会や超級リーグでのプレーを意味するのか、それとも2024年パリ五輪をその視界に捉えているのか。7年ぶりの地元開催となる2022年世界選手権成都大会(団体戦)で、代表メンバーに返り咲くことができるかどうかがカギになりそうだ。

 

これまで多くの故障を経験してきた許シンだが、現役続行を明言

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