今日が最終日の第53回全国中学校卓球大会。団体に続いてシングルスの準々決勝から決勝が行われ、男子シングルスでは松島輝空が2連覇を達成した。
【男子シングルス】
●準々決勝
松島輝空(星槎・神奈川) 3-0 山岸駿(直江津東・新潟)
齋藤俊太朗(明徳義塾・高知) 3-0 持田陽向(愛工大名電・愛知)
渡部民人(星槎・神奈川) 3-0 面田知己(中間東・福岡)
吉山和希(愛工大名電・愛知) 3-0 渡辺凉吾(野田学園・山口)
●準決勝
松島 10、9、8 齋藤
渡部 9、-8、9、8 吉山
●決勝
松島 8、-12、5、6 渡部
男子決勝で顔を合わせたのは松島と渡部。昨年までJOCエリートアカデミー(今春より松島は木下アカデミーに所属)で腕を磨いた2人の対戦となった。1ゲーム目は渡部がスタートから5-0とリードを奪うが、松島は落ち着いて得点を重ねて逆転。2ゲーム目は巻き込みサービスが効果を発揮し、渡部がジュースで奪い返す。今大会初めてゲームを奪われた松島だが「慌てることはなかった」と再びギアを入れ直して3ゲーム目を奪って王手。4ゲーム目も松島がペースを渡さずに押し切って3-1で優勝を決めた。
2連覇を決めても喜びを表情やアクションにはまったく見せなかった松島。「勝って当然」と言わんばかりの貫禄で、決勝の内容にも不満があったかベンチでは首を傾げる姿もあった。ここ最近は国際大会での活躍も目覚ましい松島。全中の連覇も「うれしいというよりはホッとした」とさらなる高みを見据えていた。
★松島輝空・優勝後コメント
正直、今回は出場する予定ではなかったんですが、新しく木下(アカデミー)でやらせてもらうことになって、1個目のタイトルを獲りたい気持ちもあって出ました。優勝してうれしいというよりはホッとしています。内容的には調子もそんなに良くはなかった。でもメンタル的にしっかりやれた。
(決勝の相手の渡部は)前よりは威力も出るようになっていて、「良いボールを打つな」という印象でした。1ゲームは取られたけど、自分としては全然焦ることはなかった。「優勝しか狙っていない」という気持ちで来たので、そこで勝ちきれて良かったです。(全体的に)特に苦しい試合というのはなかったですね。
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