9月16日、東京・大田区総合体育館にてTリーグ女子の日本ペイントマレッツとトップおとめピンポンズ名古屋の開幕戦が行われた。
〈日本ペイントマレッツ 3-1 トップおとめピンポンズ名古屋〉
○橋本帆乃香/佐藤瞳 8、9 鈴木李茄/南波侑里香
○橋本帆乃香 -9、-5、5、6、9 チェン・イーチン
大藤沙月 -10、-10、-9 安藤みなみ○
○芝田沙季 6、5、7 ハン・イン
開幕戦を白星で飾りたい日本ペイントマレッツは昨シーズン10勝をあげベストペアに輝いた橋本/佐藤のカットペアを起用。対するトップおとめピンポンズ名古屋は鈴木/南波が登場。1ゲーム目序盤は橋本/佐藤がリードするものの、中盤から鈴木/南波もカットにうまく対応し9-9に。しかし、カットペアが粘りを見せ1ゲーム目を奪う。
2ゲーム目も橋本/佐藤ペアが得点を重ねる。カットにうまく対応する鈴木/南波に対し、攻撃をうまく織り交ぜ勝利。チームに流れを引き寄せる貴重な1点をあげた。
第2マッチは橋本がダブルスに引き続き登場。対する名古屋は、東京五輪混合複銅メダリストのチェン・イーチンを起用。第1、2ゲームはチェン・イーチンが巧みなカット打ちで橋本からゲームを奪う。このまま勝利するかと思われたが、橋本が反撃。カットと攻撃をうまく組み合わせ2ゲームを奪い返すと、最終ゲームは7-9から4連続得点で勝利。日本ペイントマレッツが開幕戦勝利に王手をかける。
第3マッチは今年のインターハイで2冠を獲得した大藤(日本ペイントマレッツ)と昨シーズン12勝をあげた安藤(トップおとめピンポンズ名古屋)の対決。後がない名古屋だったが、安藤が流石のプレーを披露。バック面の変化で大藤を揺さぶりながら、チャンスボールはフォアハンドスマッシュ。大藤に付け入る隙を与えずストレートで勝利した。
第4マッチに出場するのは日本ペイントマレッツのキャプテン・芝田。対する名古屋は実力派カットマンのハン・インを起用。接戦になると予想された第4マッチだが、芝田が抜群の強さを見せた。ミスの少ないカット打ちと打点の早いフォアハンドドライブでハン・インを圧倒し、まさに完勝という言葉がふさわしい試合内容でストレート勝利。キャプテンがチームの開幕戦勝利を決めた。
試合後、日本ペイントマレッツの大嶋監督は「このシーズンをしっかり戦い抜いて、(ファンの)みなさんと一緒に優勝の喜びを味わえるように頑張ります」と、今シーズンの意気込みを改めて語った。
日本ペイントマレッツは今日の勝利で勝ち点3を獲得。優勝に向けて、幸先の良いスタートを切った。
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