今秋にスタートする日本の卓球プロリーグ「Tリーグ」に参戦が決まっているチーム埼玉(仮称)が埼玉県庁内で、チーム名と選手獲得について会見を行った。
チーム名は『T.T彩たま』に決定。
その由来は、フジテレビの番組ワイドナショーの放送で、チーム埼玉の名称を検討した際に、女子高生コメンテーターの柚木美音さんが、卓球を英語でテーブルテニスと言うこと、自身が韓国アイドルグループTWICEのファンで、その代表曲が“TT”であることから「TTさいたま」と発案。
これを受けてチーム埼玉内で検討し、埼玉の表記を「彩の国」として長らく親しまれている「彩」を使用し、『T.T彩たま』に決まったという。チームロゴは、さいたま市在住の書道家・金田石城氏が制作した。
また、チームの所属選手として、リオ五輪団体の銀メダリスト、世界卓球混合ダブルス金メダルの吉村真晴と契約が合意し、T.T彩たまの一員としてプレーすることが決まった。
「T.T彩たまの柏原社長からの熱意が伝わり、T.T彩たまでプレーすることを決めました。これまで日本のトップ選手は海外のプロリーグを主な活動場所としてプレーしていましたが、Tリーグができたことにより、国内でプレーでき、国内の卓球ファン、また卓球をしていない方にもプレーを見ていただけることをうれしく思っています。Tリーグはレベルの高いリーグになるので、そこで戦うことで自分自身にとっても鍛錬の場になると考えています」と吉村選手。
T.T彩たまでは、吉村選手の他に国内外のトップ選手数名にオファー中で、そう先ではないタイミングで合意した選手から発表していくと、T.T彩たまの柏原哲郎代表取締役は言う。
「先日、交渉のために韓国にも行ってきましたが、メンバー6人の中に外国選手を2~3名、日本選手を2~3名というチーム構成を考えています。まだ基本合意には達していませんが、過去に世界ランキング10位以内に入った選手も獲得できると感じています。
卓球を通じて地域の方たちと繋がり合い、また“さいたま”という地名を世界に発信できるよう、がんばってまいります」(柏原社長)
Tリーグに参戦するチームが個別に会見を行ったのは、これが初めてとなる。ここから10月の開催に向けて、他のチームからも会見が行われていくだろう。
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