岡山リベッツ |
4–0 |
木下マイスター東京 |
10勝8敗 |
12勝6敗 |
1 |
◯ |
上田仁 |
11-5 |
10-12 |
11-7 |
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張本智和 |
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森薗政崇 |
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田添健汰 |
2 |
◯ |
李尚洙 |
11-8 |
11-8 |
11-8 |
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侯英超 |
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3 |
◯ |
林昀儒 |
11-7 |
11-6 |
12-10 |
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張本智和 |
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4 |
◯ |
吉村和弘 |
11-7 |
11-8 |
11-9 |
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大島祐哉 |
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岡山リベッツ、ホーム最終戦となる2連戦の初戦で、木下マイスター東京に完勝!
優勝候補筆頭の木下に、初めて「0−4」で土をつけた岡山。木下はこの試合に勝てば、3月17日に行われるプレーオフ(P.O)進出が決まるところだったが、ホームの意地を見せた形だ。
岡山武道館の外には大行列。開場が10分早められたほど
会場の岡山武道館前には、開場の3時間以上前から行列ができはじめ、1556名の観客を集めて超満員となったこの一戦。先手を取ったのはやはり岡山だった。トップで上田/森薗ペアが、初のペアリングとなる張本/田添(健)ペアに2−1で勝利。2ゲーム目に10−8のゲームポイントから逆転されるひと幕はあったものの、3ゲーム目は6−6から10−6と突き放した。これで上田/森薗はダブルス14勝2敗。岡山が一度も0−4で負けたことがないのは、上田/森薗の存在あってこそだ。
「今日のプレーは普通だった」と森薗は語ったが、上田/森薗はやはり強い
2番は李尚洙対侯英超。前回の帯広でのビクトリーマッチでは、最後にネットインで侯英超が11−9で勝利。雪辱に燃える李尚洙は、出足から強烈なパワードライブを打ち込む。変化の激しいバック表ソフトでのツッツキを封じるため、サービスはロングサービス主体。ラリーでもツッツキやストップは使わず、ループドライブから強烈な一撃を見舞う。パワーヒッターとしての矜持を示し、誰もが手こずる侯英超をストレートで料理した。
パワーヒッターの意地と、勝利への強い意志を感じさせた李尚洙のプレー
ますます勢いに乗る岡山。3番にはここまで2戦2敗の林昀儒を起用し、ユース五輪準決勝で3−4で惜敗した張本とのリベンジマッチが実現。林はサービスの長短が非常に読みにくく、突然張本のバックを襲う「ノールック」のロングサービスとフォア前へのショートサービスに、張本はなかなか全力でチキータできない。2ゲーム目は張本6−4のリードから、なんと林が7点を連取する。
林昀儒の「ノールック」ロングサービスが張本のチキータを封じた
6−10でバックサービスを出し、3球目のバックツッツキが大きくオーバーした張本のプレーは、完全に「迷子」のようだった。3ゲーム目、林の10−8のマッチポイントから張本が何とか10ー10に追いつき、意地を見せたが、最後は11−10の3回目のマッチポイントで、林のチキータが張本のミスを誘い、勝負あり。
こうなると岡山ベンチはもうイケイケだ。4番に登場した吉村のプレーには余裕があった。大島の威力あるフォアドライブを前陣で受け止め、次球で鮮やかなカウンターを連発。「力が抜けた吉村和弘に勝てる選手はなかなかいない」と岡山・白神監督が評する通りの攻守自在なプレーで、大島をストレートで下した。
ストレートで勝利し、「和弘ガッツポーズ」を決めた吉村和弘
終わってみれば、岡山はトップのダブルスが2番で10−8から逆転され、1ゲームを落としたのみ。残るシングルス3試合はすべて3−0のストレート勝ち。木下は全日本チャンピオン・水谷隼が不在だったとはいえ、満員の観客の大声援をバックに、岡山の強さだけが目立つ一戦となった。これで岡山は3位・彩たまに勝ち点7の差をつけ、プレーオフ進出に大きく前進。岡山・白神監督は勝利監督インタビューで「皆さん、目をつぶってイメージしてみてください、両国国技館で岡山リベッツが戦っているところを。ぜひ応援よろしくお願いします!」と語り、観客の大声援を浴びた。いよいよ明日は岡山と彩たまという2位と3位の直接対決。岡山武道館は再び熱く燃えるだろう。
ベンチも燃えた岡山リベッツ、勝負所で会心の試合を披露した