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Tリーグ

T.T彩たま、地元で岡山リベッツに劇的勝利!

T.T彩たま 32 岡山リベッツ
3勝3敗 2勝4敗

 

1 黄鎮廷 4-11 11-7 11-9 上田仁
吉村真晴 森薗政崇
2 鄭栄植 8-11 11-6 10-12 11-7 11-8 吉村和弘
3 平野友樹 9-11 9-11 5-11 李尚洙
4 黄鎮廷 11-9  12-10 9-11 8-11 7-11 上田仁
5 鄭栄植 11-3 李尚洙

 T.T彩たま、地元・サイデン化学アリーナでの今季初マッチで、粘る岡山リベッツを振り切り、劇的勝利!

 T.T彩たまのダンサーチーム『TERRA』が応援を盛り上げる中、1番ダブルスからヒートアップしたこの一戦。抜群の集中力を誇る上田/森薗に対し、黄鎮廷/吉村真晴は吉村が冷静なプレーで黄鎮廷をアシスト。ゲームカウント1-1の3ゲーム目は9-9までもつれたが、最後は黄鎮廷が勝負をかけたフォアのカウンタードライブを連発し、11-9で黄鎮廷/吉村真が貴重な先制点を挙げた。

初のペアリングで貴重な勝利をあげた黄鎮廷(左)/吉村真晴

 続く2番も好ゲーム。強烈なチキータを誇る鄭栄植と吉村和弘は、互いにサービスやストップを相手のフォア前に集めながら、ロングサービスを交えてチキータを封じにかかる。回り込んだら思い切ってバックストレートを攻め、鄭栄植のフォアを突いてゲームカウント2-1とリードした吉村和の強気の攻めは見事だったが、最後は鄭栄植が逆転勝ち。フォア前を意識させておいて、バックサイドを切るサービスで待ちを外し、3球目攻撃で打ち抜いた。

両ハンドドライブの威力では上回っていた吉村和弘だが、あと一歩及ばず

 0-2のビハインドとなった岡山だが、3番でエースの李尚洙が1点を返す。1ゲーム目8-6、2ゲーム目も9-6と平野がリードしたのだが、2ゲーム目9-6の場面では平野が痛いサービスミス。ここから李尚洙が5点連取で逆転し、3ゲーム目は前陣での快速両ハンドドライブで突っ走った。キレのあるフォアドライブが光った平野だが、ゲーム終盤でやや攻め急いだか。

リードされてもあわてず、快速両ハンドでストレート勝ちを収めた李尚洙

 4番の対戦カードは、T.T彩たまの黄鎮廷と岡山リベッツの上田仁。10月のセントラル(名古屋)での対戦では、ゲームオール12-10の激戦で黄鎮廷が勝利したが、この試合もスコアがほとんど離れないシーソーゲーム。互いにストレートをうまく使い、見応えあるラリー戦が続出した。

 序盤は黄鎮廷の裏面打法の変化に対し、上田のバックハンドにミスが出て黄鎮廷が2-0とゲームを先行したが、上田もバックサイドを切るサービスなどでミスを誘いながら、粘り強く対応。ゲームカウント2-2に追いつき、5ゲーム目は6-6から4点連取で10-6と突き放して、11-7で勝利を決めた。

最後まで勝負をあきらめず、黄鎮廷に逆転勝ちを収めた上田仁

 ラストは鄭栄植(T.T彩たま)と李尚洙(岡山リベッツ)という、韓国男子が誇るツインエースの激突。ナーバスな1ゲームズマッチで、鄭栄植の正確なブロックと精神力が物を言った。大応援団の声援をバックに、ここから一気の5点連取で11-3。鄭栄植は「今日は大事な試合なので、勝てて良かったです!」と日本語で喜びのコメントを残した。

T.T彩たまの守護神となった鄭栄植。ラストで値千金の勝利

 「初のホームというプレッシャーがかかる試合で、勝ててホッとしています。心が疲れましたね(笑)」とT.T彩たまの坂本竜介監督。試合時間は2時間49分、最後まで目が離せない素晴らしいゲームだった。

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