木下アビエル神奈川 | 3–1 | トップおとめピンポンズ名古屋 |
2勝 | 1敗 |
1 | ◯ | 曾尖 | 11-5 | 6-11 | 12-10 | 梁夏銀 | |||
杜凱琹 | 鈴木李茄 | ||||||||
2 | ◯ | 石川佳純 | 8-11 | 11-10 | 11-7 | 11-10 | 森田彩音 | ||
3 | 杜凱琹 | 10-11 | 4-11 | 11-9 | 5-11 | ハン・イン | ◯ | ||
4 | ◯ | 浜本由惟 | 11-3 | 11-6 | 11-10 | 梁夏銀 | |||
5 |
前日の3000人を越える観客からすると少し寂しい入りになった木下アビエル神奈川とトップおとめピンポンズ名古屋の一戦。
木下は開幕戦に出場した木原と長﨑が不出場の中、今シーズンから加入した曾尖をダブルスに起用。その曾尖は初出場にもかかわらず緊張はなく、期待に応えるプレーを見せる。杜凱琹がチキータで先手を取ると曾尖が重いフォアドライブで決めるパターンが決まる。名古屋の梁夏銀・鈴木は初ペアでしかも初戦ということでプレーに硬さが見られ、1ゲーム目は木下ペアが一方的に攻めた。
2ゲーム目になると名古屋ペアが力を発揮。木下ペアのドライブをカウンターで狙うなど、コンビネーションが良くなり1−1に持ち込む。
6オールからの3ゲーム目。激しい打ち合いが続く中、名古屋ペアが10−9とマッチポイントを握るが、ここから木下ペアがラリー戦で粘りを見せて逆転。11−10からのラリーは両ペアが一歩も譲らないドライブの打ち合いになったが、最後は木下ペアが決めて、木下が先取点をあげた。
ファーストシーズンから選手、監督が大幅に変わったTOP名古屋のメンバー
即席ペアだったがそれぞれの能力の高さで僅差をものにした木下ペア
先にマッチポイントを奪うも勝ち切れなかった名古屋ペア
2番は石川対森田。石川が圧倒するかと思われた試合だったが森田が健闘を見せる。森田は巻き込みサービスで石川のレシーブを狂わせると、ラリーではバウンド直後をとらえた早いテンポのバックハンド連打で石川がポイントを量産。1ゲーム目を取った。
2ゲーム目になったも森田の勢いは止まらない。3−0で森田がリードするが、ここから石川が6連続ポイントで森田を引き離す。10−7で石川がゲームポイントを握ったが、ここから森田が追いついて10オール。だが、次のポイントを森田がイージーミス。石川がなんとか2ゲーム目を奪った。
3ゲーム目は石川が取り、4ゲーム目は森田が10−8とリードしたがここから石川が3連続ポイントで逆転勝ち。苦しみながらも石川が勝ち、木下が王手をかけた。
巧みなサービスとバウンド直後をとらえたバックハンドで石川に迫った森田
苦しみながらも最後はきっちりと締めた石川が勝利のガッツポーズ
なんとか1点を返したい名古屋。4番に登場したハン・インは変化の激しいカットとツッツキで杜凱琹を翻弄。カット対ドライブの迫力あるラリー戦に会場が盛り上がる中、気合十分のハン・インが最後まで集中力を保ち、名古屋が1点を返した。
名古屋はハン・インが変化カットとツッツキで1点を返した
ハン・インの勝利で流れを名古屋は変えられるか
息を吹き返した名古屋を止めたのは、地元大阪出身の浜本。浜本は梁夏銀のフォア前に横回転と横下回転を混ぜてサービスエースを連発すると、バック対バックのラリー戦では先にストレートを突いてノータッチを奪うなど、終始押し気味に試合を進めて3−1で勝利。木下が’前日の開幕戦に続いて2勝目をあげた。
完璧な両ハンドプレーでヤンに快勝した浜本
開幕から2連勝の木下。連勝はどこまで続くか
試合後にファンのサインに応えるのもTリーグならではの楽しみだ
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