木下アビエル神奈川 |
2–3 |
日本ペイントマレッツ |
3勝1敗 |
2勝2敗 |
1 |
|
曾尖 |
11-9 |
10-11 |
8-11 |
|
|
サウェータブット |
◯ |
|
森薗美月 |
|
|
黄郁雯 |
2 |
◯ |
浜本由惟 |
11-3 |
11-9 |
11-10 |
|
|
相馬夢乃 |
|
3 |
◯ |
石川佳純 |
11-5 |
11-8 |
11-8 |
|
|
サウェータブット |
|
4 |
|
曾尖 |
5-11 |
11-3 |
6-11 |
11-7 |
9-11 |
加藤美優 |
◯ |
5 |
|
石川佳純 |
5-11 |
|
|
|
|
加藤美優 |
◯ |
ここまで3勝0敗の木下アビエル神奈川と対戦するのは1勝2敗の日本ペイントマレッツ。
1番のダブルスは木下は曾尖(シンガポール)と森薗美月、マレッツはサウェータブット(タイ)と黄郁雯(チャイニーズタイペイ)。
1ゲーム目を木下ペアが取り、2ゲーム目も10−6と木下がマッチポイントを取り、勝負あったかと思われたが、ここからマレッツペアが5本連取し、11−10でマレッツが取り返した。最終ゲームは11−8とマレッツが奪い、貴重な大逆転勝利を飾った。サウェータブットのつなぎと、黄の決め球が見事にアビエルペアを打ち砕いた。一方、木下は惜しい1勝を逃した。
Tリーグ初参戦の黄郁雯(左)と、開幕戦から大活躍のサウェータブット
2番は木下が浜本由惟、マレッツはカットマンの相馬夢乃。1ゲーム目から浜本は落ち着いたカット打ちを見せて、相馬に快勝した。2ゲーム目の10−9から浜本はフォアストレートにドライブを決め、11−9。3ゲーム目は10−10からの1本勝負で、浜本はスマッシュを決めて試合を決めた。
3-0で高校生の相馬を沈めた浜本
3番は今シーズンの出足から3勝負けなしのサウェータブットが木下のエース、石川佳純に挑んだが、5、8、8のストレートで石川が完勝した。
頼れるエース・石川はストレート勝ち
4番は木下の曾尖対マレッツの加藤美優。
ラリー戦に強く、多彩なボールを放つ加藤に対し、曾は失点を重ね、1ゲーム目を11-5で加藤が先取。しかし、徐々に対応する曾がゲームを取り返し、最終ゲームにもつれ込んだ。
6-6からの5ゲーム目、先にマッチポイントを奪ったのは加藤、10-8。次の長いラリーを曾が取ったが、最後はバック対バックのラリーを加藤が取り切り、11-9で勝利し、チームカウントを2-2として試合はビクトリーマッチになだれ込んだ。
エースの面目躍如。マレッツの加藤は一進一退のゲームを制し、ビクトリーマッチにつなげた
5番のビクトリーマッチは木下が石川、マレッツは加藤。エース同士の対決となった。
加藤のサービスで始まった1ゲーム勝負。体が温まっている加藤の出足は良い。4-1とリードを奪い、石川はたまらずタイムアウト。加藤は打って良し、ブロック良しの展開となった。
プレー再開後、石川のライジングバックアタックが決まり、次のラリーも制し、4-3となったところで加藤がタイムアウト。息詰まる展開となった。
加藤のループドライブを石川のカウンターが決まらず、5-3、そして6-3と加藤はリードを広げる。6-4から石川がサービスミスで7-4。そして8-4と加藤が勝利に近づく。8-5から加藤のバックが石川のフォア深くに決まる。10-5と加藤がマッチポイントを奪い、最後は加藤のフォアドライブが決まり、11-5で加藤が勝利し、日本ペイントマレッツはここまで全勝の木下アビエルを破り、貴重な2勝目をあげた。
「出足が良くないとビクトリーマッチはきついですね。凡ミスとか続いて流れに乗れなかった。加藤さんは強かった」と敗れた石川のコメント。
勝利を決めた加藤のコメント。「4番の試合は相手も強くて苦労しました。最後の石川さんは強い相手だったので嫌だなとは思いましたが、疲れはありませんでした。体も温まっていたのでポジティブに戦えました。(石川戦では)レシーブで1本もミスをしなかったのが大きかった」
三原監督のコメント。「今季2勝目、うれしいです。4番の加藤には自分から攻めていくことを伝えました。最後の5番は、ダブルスが勝った時点でビクトリーまで行くと思ってました。加藤が4番と5番で連続できたのが良かった」
会場のファンの声援に笑顔でこたえる三原監督
ここまで全勝の木下アビエル神奈川に土をつけた、日本ペイントマレッツチーム