今日の木下マイスター東京と琉球アスティーダの一戦、公式の入場者数は1636人を記録した。琉球の丹羽への声援も大きかったが、やはり木下マイスター東京の水谷隼&張本智和、このツインエースの人気は凄いものがある。4番松平対丹羽の試合が終わった途端、ファンの子どもたちがフロアに殺到。試合後もメディアの入り口を「出待ち」のファンが固め、しばらくは2階からしか出入りできなかったほど。
「どこに行ってもファンの方が来てほしいですね。これから沖縄や北海道でも試合がありますけど、そういうところに行ってもたくさんの方が来てくれたらすごくうれしいです」と語るのは水谷。「入り口にも出待ちのファンがたくさん来ていますよ」という質問には「ん~、うれしいことですよ。選手として、試合を見に来てくださるファンの方がいてくださるというのは本当に、本当にうれしいです。そういうファンを大事にしていかなければいけないなと思います」とコメントを残した。卓球界の明も暗も見てきた男の、実感あふれるコメントだった。
観客席を見渡しても、老若男女、年代は様々。見るからにマニアック……コアな卓球ファンもいれば、「なぜこの会場に?」(失礼)という美女がビール片手に試合を見つめていたりする。地元の強豪クラブの子どもたちもいれば、家族連れもかなり多い。きっと誰もが、今日の試合に満足して家路についたのではないだろうか。
ファンサービスについては、まだまだ課題は多い、一方で、Tリーグ、そして卓球の魅力は、まだまだ底が知れない。「自分が楽しく打てれば、それでいいかな」と思っているアナタ、まずはTリーグを一度見に来てみてください。面白いですよ。
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