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全日本卓球2022

吉村が張本を下す! 健太ら社会人が奮闘。男子シングルス6回戦全結果

●男子シングルス6回戦
吉山僚一(愛工大名電高) 7、4、4、5 吉田海斗(専修大)
松平健太(ファースト)  9、2、9、8 鈴木颯(愛工大名電高)
吉村真晴(愛知ダイハツ) -9、8、8、-10、9、5 張本智和(木下グループ)
松下大星(クローバー歯科カスピッズ) 7、-6、10、-3、10、8 神巧也(T.T彩たま)
吉田雅己(木下グループ) -10、10、4、-6、9、12 松島輝空(星槎中)
丹羽孝希(スヴェンソンホールディングス) -8、10、17、8、-4、6 大島祐哉(木下グループ)
上田仁(T.T彩たま) 9、6、4、3 英田理志(愛媛県競対)
戸上隼輔(明治大) 6、3、8、8 谷垣佑真(愛工大名電高)

 

注目の一戦、張本vs吉村の元全日本王者対決は、華麗すぎる両ハンドプレーを見せた吉村に軍配。4年ぶりの王者返り咲きを目指した張本は、ベスト16でストップという悔しい結果に終わった。

ベスト8の顔ぶれを見ると、一般では初の上位進出となった吉山僚一(愛工大名電高)の勢いが光り、戸上隼輔(明治大)も世界卓球代表としての強さを見せているが、それ以外のメンバーは皆社会人。社会人選手たちはベテランと呼んでは失礼な年齢かも知れないが、一昨年に宇田幸矢が初優勝して戸上が3位に入り、次世代への移り変わりを感じさせたことと比べると、キャリアのある選手たちの奮闘が目立つ本年度と言えそうだ。

松平健太(ファースト)は、センスある若手の鈴木颯(愛工大名電高)に対してストレートでの勝利。4年前にベスト4に入って以降はランク入りを果たせず、19年12月には国際大会からの引退を表明していたが、主戦場となっているTリーグでは好調を持続。力はまだまだ衰えていない。千葉県予選からの出場となった本大会も、巧みなサービスと相手の攻撃を封じる台上技術、そして前陣両ハンドドライブはトップクラスであることを示している。鈴木に対しても技術力と経験で格の違いを見せつけた形となった。

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