ヴェガと言ったら、すでに誰もが知っている高性能&低価格ラバー。2012年秋に発売された『ヴェガジャパン』、ふれこみは「日本人向けの、日本人に好まれるラバー」である。
一体何が「日本人向け」なのか? めちゃくちゃ売れているヴェガシリーズの中でも日本で最も売れているのは『ヴェガヨーロッパ』。一時、メーカー欠品になるほど、売れまくった。その『ヴェガヨーロッパ』の性能を引き上げたのが『ヴェガジャパン』なのだ。だからこそ日本人に受けること間違いないという。
スポンジ硬度は「ヨーロッパ」の42.5°から少し硬くなった45°。正直、「ヨーロッパ」に比べると明らかに硬い。しかし、硬いラバー特有の扱いづらさは感じられず、「硬いけど使いやすい」という印象だ。その秘密は「今までにない高い弧線」にある。スピン系テンションは総じて弧線を描き、安定して相手のコートに入るのが魅力だが、「ジャパン」は一般的なスピン系テンションよりさらに弧線が高い。ラバーのどこに当たってもしっかり上に飛ぶのだ。安定という意味では素晴らしい! あまりに弧線が高い故に、スピードドライブの時はラケット角度をかなりかぶせて打つと良いだろう。ミート打法のスピードはそこそこで、スピード自体は『オメガ4』には適わないが、これも安定という観点で見るとかなり優秀だ。
全ての技術を安定という基本ステージを逸脱せず、素晴らしいバランスで引き上げた「ジャパン」。気づくと、ヴェガ史上最高峰のバランスで、「プロ」「アジア」「ヨーロッパ」の全ての使用者が移行できるオールマイティヴェガだ。今までのヴェガシリーズよりもちょっぴり価格を上げたことも気にならないくらいだ(いや、本当は据え置きが良かった)。やはりヴェガはすごいラバーだった。
結論!
「この弧線こそジャパン!
日本向けに偽りなし!!」
担当:用具担当ゆう
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