クッション重視のシューズとは、ソール(靴底部分)にクッション性のある素材を入れることにより、足への衝撃を緩和してくれるタイプのことだ。激しく動く選手だけでなく、年配の選手、そしてケガの経験がある選手に人気だ。最大の理由は疲労度の違い。同じ練習でもクッションの量で足の疲れが全然変わってくるため、体への負担を軽減してくれるのだ。卓球は動くスポーツだ。だからこそシューズにこだわっている選手は多い。
数々の卓球シューズをリリースしているミズノもクッションには相当にこだわっており、中でも「ウエーブメダルシリーズ」は、中級~トップ選手向けに作られたクッション重視シューズのハイエンドモデルだ。人気が高く、現在発売されている『5』は売り切れ続出になるほどメガヒット中だという。今までのシューズと何が違うのだろうか。
見た目ではアウトソールの形状がガラッと変わり、特にサイドステップ時に違いを感じる。小指付近の形が従来よりも張り出すように設計されており、小指に体重が乗り、しっかりと踏ん張ることができるようになったのだ。また、かかと部分には従来のミズノウエーブに加えて、山型のウェッジパーツを搭載することにより、よりブレを抑制しているという。
「コンセプトはソールをイチから見直し、全く違う新しい物を作ることでした。発売から反響が大きく、多くの人に『ウエーブメダル』を認知していただいているといううれしさを感じています。最新の『5』はクッション性を落とさずに、さらにブレをなくし、安定感を高めている自信作です」(ミズノ・グローバルフットウェアプロダクト本部・中谷俊貴さん)
シューズなんてどれも同じ、重要なのは自分の足の力でしょ、という理屈はもちろんわかる。しかし、足を支える唯一のギアだからこそシューズの役割は大きい。アウトソールのグリップ力、足へのフィット感、そしてブレのない安定感。今まで疑問を持たずにシューズを履いていた人でもこのシューズを履くことで、見えない違いを感じ取ることができるかもしれない。『ウエーブメダル5』に足をとおし、最新シューズの機能を肌で感じてみよう。
外側を広くし、小指での踏ん張りを強くできる設計
担当:王国編集部
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