この12月に、2019春夏モデルのシューズをリリースしたミズノ。新作として登場したのが『ウエーブメダル Z2』だ。
新作を紹介する前に、まずは前身モデルの『ウエーブメダル Z』をおさらい。ミズノのシューズラインナップの中で、激しい動作から足腰への負担を守り、快適なプレーを支える安定&クッション重視タイプにあたるのが『メダル』シリーズ。そのハイエンドモデルとして位置づけられたのが『メダル Z』である。合成樹脂でアッパー前足部を補強し、耐久性をアップさせる「3D ソリッド」を採用。しなやかで柔らかい履き心地と横ブレへの強さを備えたモデルとして人気を博した。新作『メダル Z2』も初代『メダル Z』とコンセプトは同様。では『メダル Z2』はどう進化したのか。その答えはアッパー前足部、「3D ソリッド」の意匠にある。
『メダル Z』のサポート性を維持させながら、クモの巣にも似た線状の意匠を新たに採用。これにより屈曲時の柔軟性がさらにアップ。タフに足を守る強さはそのままに、様々な動作に応えるしなやかさを向上させることに成功した。
改良は外見ではわからない細部にもある。シューズ内部の前足部を靴下のように一枚の素材で包む「ハーフブーティ構造」にすることで、さらに柔らかい履き心地に。フィット感においても、初代『メダル Z』からアップデートがなされている。
そして、カラーリングにもこだわりは宿る。定番モデルはブルーを基調に、イエローを挿し込み、広いユーザー層にオススメできるようなカラーリングに。そして限定カラーは、『メダル Z2』のウリであるアッパーの線状意匠の部分にビビッドなオレンジとイエローを使い、グレーベースながら鮮やかでインパクトのある見た目に仕上げた。シューズ選びで見た目にこだわる選手は多いだけに、選択肢が増えるのはうれしいポイントだ。
新たなギミックを施したシューズを続々とリリースし続けるミズノ。世界中から信頼されるシューズ作りに流れるのは、ミズノ創業者の水野利八氏の口グセであったという「ええもんつくんなはれや」の言葉。この新作も「世界のミズノ」の矜持が溢れる信頼の一足だ。
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