●攻撃用シェークラケット
●木材7枚 グリップ:FL・ST
今この7枚合板が売れている。その理由は明確ではないが、2つの相乗効果と予想される。ひとつは、15年世界選手権蘇州大会代表の大島祐哉選手(早稲田大)が使用しているというトップダウンの宣伝効果。
そしてもうひとつが、ミズノの最新スピン系テンション裏ソフト『GFシリーズ』に相性が良いという口コミ効果だ。すでに大好評となっている『GF』の出荷に引っ張られるように、『フォルティウスFT』の出荷本数が増えており、「『GF』が良かったからラケットも使ってみたい」「7枚合板との相性が良い」という声が聞こえている。
実際に『GFシリーズ』の開発では、主に『フォルティウスFT』に合わせて試打が行われている。つまり、『GF』を使うなら『フォルティウスFT』と合わせておけば間違いないのだ。
ラケットは、柔らかめの打球感で、つかみながら弾くバランスタイプの7枚合板。実際に使用している大島選手に話を聞いた。
「以前はもっと弾む特殊素材のラケットを使っていて、一発の威力を重視していました。そしたらミズノの石田大輔さんに『フォルティウスFT』を勧められました。最初は飛ばなくて、正直使うのは難しいかなと思いましたが、使い続けていると台上のフィーリングの良さやサービスのコントロールなど、細かいところですが、試合で重要な部分がかなり変わったんです。
一発の威力は落ちましたが、世界で戦うためには一発につなげるための細かい技術が大事。自分の体を鍛えればボールはいくらでも飛んでくれると考えて『フォルティウスFT』にしてからは、回転をしっかりかけて前に飛ばすようになり、ドライブの質も上がりました。今はこのラケットにして良かったと思います」。
どんな選手に合うだろう?という質問には「ハードヒッターはもちろんですが、台上が下手な人にこそ使ってもらいたい。台上のフィーリングが良い人は特殊素材でもコントロールできるけど、ぼくみたいに下手な人には『フォルティウスFT』の弾みがピッタリなんです」とコメント。大島選手が下手なのか!? という疑問は置いておいて、強い打球は打てるけど、細かいプレーのミスが多いという人には救世主となるラケットと言えるだろう。
2012年11月に発売された遅咲きのラケットは、市場での7枚合板の定番になりそうなほどのヒット作だ。
●6.4mmの板厚がドライブとミート打ちのバランスを実現
担当:王国編集部
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